小学校に入ると、交友関係が広がって新しいお友達と遊ぶようになったり、子供だけで遊ぶようになって親の目が届かなくなることが増えてきますよね。
行動範囲が広がる分、お友達とのトラブルも起こりやすくなってきます。
特に男の子の場合はケガを伴うトラブルが起こることも多いので、心配がつきないお母さんは多いのではないでしょうか?
子供がお友達とのトラブルで元気がない・・・子供の友人トラブルに親はどこまで立ち入るべき?
長い小学校生活を送る上で、トラブルの解決方法や回避する方法など、実体験も含めてまとめてみました。
小学1年生の男の子トラブル事例5選
①うまく待ち合わせができずに合流できず、けんかの原因に。
朝一緒に学校に行く約束をしたり、放課後遊ぶ約束をしてくるのですが、少し時間がずれると合流できなかったり、全員が揃うまで待っていられないのか、まだ来ていない子がいるのに遊びにでかけてしまったり。
一年生でもう携帯を持ってる子もいますが、少数なので連絡を取り合うのは難しいようです。
②ゲーム機の貸し借りでトラブル発生。
今はほとんどの子供がSWITCHなどのゲーム機を持っています。放課後みんなで持ち寄ってやったり、ソフトの貸し借りもありますよね。
貸したソフトをそのまま持って帰られてしまった。貸したソフトをなくされてしまった。返してと言ってもなかなか返してもらえないなどのトラブルも頻発しています。
③遊んでいるつもりがけがをさせてしまった。
男の子は休み時間にスポーツをして遊んだり、戦いごっこをしたり元気いっぱい。楽しく遊んでいただけでも、アクシデントでけがをしたり、させてしまったりという事故は多く発生します。
④からかっただけのつもりがいじめに。
男の子はすごくくだらないことで盛り上がりがち。少しからかっただけのつもりで言った言葉が相手を傷つけていたということも。
⑤おもちゃや自転車などのお友達の持ち物を壊してしまった。
仲良く遊んでいただけでも、うっかりお友達の自転車を倒してしまったり、おもちゃを壊してしまって困ったという方も多いのではないでしょうか?
子供が言うことなので、お互いの言い分が違うとどちらを信じたらいいものか、親としては悩むところです。
自分の子供と男の子のトラブル解決はどうする?
我が家も小学生の男の子がいますが、小学校入学当時から小さいトラブルはしょっちゅう。
小さな傷やたんこぶなんて毎日のように作って帰ってきましたし、ものを無くして帰ってくることも日常茶飯事でした。
そこで誰とぶつかってけがをした、誰が自転車を倒して傷ができちゃったと聞いても、子供同士のことだからある程度は仕方がないと思い、口を出したことはないのですが、受け止め方は本当に人それぞれで、こちらが大したことはないと思うことも、相手側は深刻に捉えていることもあります。
感覚が近い保護者同士なら問題ないのですが、ずれが大きいと想像もしていなかったトラブルに発展することもあるんですよね。
それに、子供の言っていることはどこまで正確なのか?これを見極めるのもとても難しいです。
相手はうちの子が壊したと言っているけれど、子供はそんなことをしていない、と言っていたら?
自分の目で見ていたことではないので、判断が難しいのです。
もしもお友達との間にトラブルが発生してしまったら、まずは自分の子供とよく話し合うことが大切です。
- どういう経緯でトラブルが起きたのか?
- どちらに原因があるのか?
もしかしたら、子供はお母さんに怒られるのが怖くてうそをつくかもしれません。それでは正確な判断ができませんから、子供が正直に話せるような雰囲気を作ってあげるのが何よりも大事です。
そして、悪いことをしてしまったのであれば、きちんと謝ることの大切さを伝えた上で、それでもお母さんはあなたの味方だから、ということを伝えてあげましょう。
大きなけがをさせてしまったり、金銭が発生するような事態でなければ、親は静かに見守り、当人同士で話し合い、解決することを学ばせることも大事です。
自分の子供が加害側(100%悪い)場合の対処法は?
子供同士遊んでいれば、お友達のものを壊してしまったり、ケガをさせてしまったりという経験がある方は多いのではないでしょうか?
悪気はなくとも、自分の子供が加害者側になってしまうことはあります。
例えば、うちの息子は学校の休み時間にクラスのお友達とドッチボールをして遊んでいたら、息子が投げたボールが一人のお友達に当たり、跳ね返ったボールが女の子の眼鏡に当たってしまい壊れてしまったとうことで、担任の先生から連絡が入ったんです。
もちろん息子もわざと当てたわけではないのは先生も分かっていましたが、壊れてしまったのは事実で・・・これはこちらに非があるということになるのだろうか?と正直悩みました。
相手側の保護者とは面識がなかったので、先生に間に入ってもらってのやりとりだったのですが、「眼鏡の修理代を払うかどうかはお任せします」とのお返事が。。
微妙な言い方をされ、迷った挙句結局払ってしまいました。自分だったら「お互い様なので」と言って請求なんかしないのになぁとモヤモヤしました。
本当に考え方は人それぞれですよね。
そんな話をママ友にしたところ、『保険に入っておいた方がいいよ』と言われ、個人賠償保険にすぐ入りました。
自分だけでなく、子供が何かを壊してしまった、ケガをさせてしまった、という時にも保障してくれる保険なんです。
その友人の息子さんは、お墓参りに行ったときにふざけて遊んでいたところ、墓石を壊してしまったそうですが、個人賠償保険に入っていたおかげで、修理代が下りたんだそうです。
男の子はついついやんちゃしてしまいがち。いつどこで何を壊すか分かりませんから、備えておくのは大事だなぁと感じましたよ。
トラブルはさまざまですが、もしもこちら側に非がある場合は、子供も連れて一緒に謝罪に行きましょう。
面識が無い人の時ほど謝罪に行くのは緊張するものですよね。子供自身も緊張と不安でいっぱいだと思います。まずはお母さんが盾となって謝罪を伝え、子供が謝りやすい雰囲気を作ってあげましょう。
謝罪の時の手土産を持っていくかも迷うところですよね。故意ではないにしろ、相手を傷つけてしまったことが事実であるならば、受け取ってもらえるかは別として、誠意として簡単な手土産はあった方が心証はいいと思います。
先に書いた眼鏡を壊してしまったときは、相手側から直接の謝罪は断られ、先生を通してお金だけもらえればということだったので、その時は子供にお金だけを持たせました。
本当にいろいろなパターンがありますね。
相手の親が謝ってきた場合の対処法は?
では逆の立場の場合はどうでしょう?相手側の保護者が謝罪に来たらどう対応するのがよいでしょう?
子供同士のトラブルですから、相手のお友達に悪気がなかった場合は穏便に済ませてあげたいですよね。
いつ自分の子が逆の立場になるか分からないし、その子が反省しているのであれば、謝罪を受け入れてあげたいですね。
ただ、内容によっては・・・許せないときもあると思います。大けがをさせられたら?ものすごく心を傷つけられたら?
相手側の保護者も手土産を持って謝罪にくるでしょう。
手土産を受け取らない=許さない
という暗黙のルールのようなものがあるようです。
どうしても許せないトラブルであれば、受け取らないという選択も間違ってはいません。大切な子供が傷つけられているのですから当然です。
時間が必要なトラブルもありますよね。
友達同士でトラブルが多発している場合は
よく遊ぶグループ内でトラブルが多いのは本当に困りますよね。
息子を見ていると、男の子は女の子と違って裏で悪口を言ったり、あからさまな仲間外れというのは少ないように思いますが、やはり輪に入れない子やみんなに嫌がられている子は決まって数名いるように思います。
子供は良くも悪くも正直なので、何も考えずに悪口を言ってしまっていることも多いですよね。
それで息子にも、
「それ悪口っていうんだよ。家でお母さんとかお父さんに言うのはいいけれど、お友達同士で言うのはよくないよ」
と注意することがあります。
我が家の場合で頭を悩ませたのがゲームトラブルです。
子供同士で夜にオンラインゲームをすることが増えてきたのですが、その時にリーダー格の子が命令口調になったり、わざと一人の子を参加できないようにしたりなどがあり、気づいたときに私も注意するようにしていたのですが、そのうちの一人の子の保護者が学校の先生にクレームをしたんです。
『〇時に参加しろ』『勝手に抜けるな死ね』など、乱暴な言葉が使われているので注意してほしいと。
結局そのリーダー格の男の子の保護者は謝罪しに行ったようです。
それからも特定の保護者からこまごまとゲームのルールに関して連絡がきて、少しうんざりしたのもありますが、このままだと実生活にまで影響が出そうだなと思いました。
なので、まだ上手に遊べないなら、しばらくお友達同士でのオンラインゲームはやめようと息子に伝えました。
ゲームができなくなるのと、普段の生活で遊べなくなるのとどちらがいいか?と聞くと、息子も遊べなくなる方が嫌だと答えました。
お友達のお母さんには、ゲームに熱中しているとどうしてもルールを守れないときがあるようなので、しばらくお休みしますねと伝えました。
ゲームや携帯など、いろいろと揃いすぎている分、親の私たちが子供の時には起こりえなかったようなトラブルが起きます。
小学生のうちはまだ自分で判断する力もないですし、親としてはトラブルになる前に芽を摘んであげなきゃいけないなと思っています。
担任の先生への相談のタイミングは?
子供同士のトラブルは、極力本人同士で解決させたいですし、親ができるフォローで解消されればいいですが、学校内でのトラブルはどうしても親が確認することができません。
知り合いの学童の先生は、ほんのささいなトラブルでも、低学年のうちは子供だけで解決するのは難しい。時には親や教師が間に入ってあげることが大切だとおっしゃってました。
- 最近どうも子供の様子がおかしい。元気がない。
- 今まで遊んでいた子と全く遊ばなくなっている。
- 放課後も外に遊びに行くこともなく家で一人でいる。
- 学校に行きたがらなくなった。
など、お子さんの様子に異変を感じたときは、本人と話をするのが一番ですが、なかなか理由を話してくれないこともあります。
そんなときは学校の先生に相談してみましょう。まずは連絡帳に書くのがいいですね。
などと書けば、大体の先生が電話をかけてきてくれます。そこで細かい相談をするのがいいと思います。
元気がないことを伝えておけば、先生もこれまで以上に気にかけてみてくれますし、もしもお友達同士のトラブルが起きていそうならば、解決の手助けもしてくれるでしょう。
担任の先生以外にも保健の先生も相談に乗ってくれますよ^^
先日、作家の伊集院静さんがインタビューを受けていた映像を見たのですが、人生は逃げることも大事という言葉が印象に残りました。
いじめや友人トラブルなどで学校に行きたくない子供も増えている今、いじめから逃げてはだめだ。向かい合ってしっかり解決するというのが親としては大事なんじゃないかと考えてしまいがちですが、ここは危ないと思ったら一目散に逃げて身を守ることも大事。
今の学校が無理なら転校しちゃえばいい。それを聞いて、拍子抜けした一方で、妙に納得してしまいました。
大切なのは保護者が絶対的な味方でいてあげること。
立ち向かうにしろ、逃げるにしろ、共に進んであげることが大切ですね^^
まとめ
①男の子はゲーム関連のトラブルや遊びがエスカレートしてのけがなどのトラブルが多い傾向。ゲーム機の持ち出しや貸し借りについてはあらかじめ子供とルールを決めておいた方がよいです。
②子供同士のトラブルはまずは本人から事情を聞いて、子供の考えや怒りを受け止めてあげましょう。その上でこちら側にも悪いところはなかったか?仲直りするにはどうしたらよいか一緒に考えます。子供同士きちんとごめんねを言い合うのも大切です。
③自分の子が加害者の場合は速やかに謝罪に行きましょう。何が悪かったのか子供とよく話し合って、本人の口からも謝罪することが大切です。もしも子供が何かを壊してしまったりけがをさせてしまったりしたときのために、賠償保険に入っておくと安心です。
④こちらが被害者の場合は、内心心穏やかではないかもしれませんが、相手の子供が謝罪してきたときは、子供が受け入れているのであれば保護者はあまり介入しないで見守っておくのがいいでしょう。ただし、内容によっては今後の付き合い方を考える必要があります。これ以上我が子が傷つかないために、謝罪を「受け入れない=今後は付き合わない」という選択をすることも間違えではありません。
⑤子供が頻繁にトラブルに巻き込まれるのであれば、親が介入してもOK!何が原因でもめているのか?手助けすることでトラブルが回避できるのであればアドバイスをし、それが難しいようであれば、わざわざトラブルが多いお友達と関わる必要はありません。
⑥学校生活での友人トラブルが原因で子供が落ち込んでいるようであれば、担任の先生に相談しましょう。原因のお友達との間に入って話し合いをしてもらったり、解決の手助けをお願いします。もしも精神的なショックが大きい場合は、保健室登校やクラス替えなども相談して、子供に逃げ道を用意することも方法の一つです。
幼稚園生の時とは違って、小学生になると友人の輪が一気に広がってしまい、親の私たちも把握しきれなくなりますよね?
相手の保護者を知らないお友達もたくさん出てくると思います。
見た目や家庭環境などでいいお友達悪いお友達と決めつけてしまうのはよくありませんが、やはり遊び方や話し方を見ていて、うちの子とはちょっと性格が合わなそうだなと感じることも少なくありません。
日頃から誰とどんなことをして遊んだのか?子供の話をよく聞いておくことで、危なそうな遊びをしていないか?だれか仲間外れになっていないか?ある程度把握することができると思います。
大きなトラブルになる前に、小さな心配の芽を摘んでおくことが大切です。学校生活には大なり小なりトラブルはつきものです。
もしも我が子がトラブルに巻き込まれてしまった場合は、親が盾となり一緒に解決することで子供の精神的な安定が守られますよ^^
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