小学校入学式の保護者代表挨拶例文!おさえるべきスピーチの内容と長さは?

色々なご縁が重なり、小学校の入学式で保護者代表の挨拶スピーチの依頼を受けたのはいいけど、いざ原稿に取り掛かろうと思った時けどなかなか筆が進まない。

学校関係者や保護者の皆様方、主役である緊張や期待に胸膨らませてる小学校1年生の子供達、いろいろな立場の方々を前に話すべき内容は何がいいのだろうと悩んでしまいますよね。

まずは何よりお祝いの場です。代表スピーチは難しく考えず、“出席者それぞれの立場を敬った内容を折り込む”というポイントを押さえて構成を組めば、聞き手も話し手もストレスなく耳を傾けられます。

この記事ではいくつかのポイントと具体的なスピーチ例をご紹介いたします!

小学校入学式の保護者代表挨拶では何を伝える?

保護者代表のスピーチはまず構成を考え、その中に聞き手となる方々の立場に沿った内容を入れ込みましょう。

そして何より主役の1年生にも分かりやすい言葉でお祝いの言葉をまずは述べてあげるといいでしょう。保護者の皆様も我が子へ向けた謝辞に耳を傾けています。その後で学校関係者、同じ立場である保護者の方々への挨拶を盛り込みましょう。

まず、一般的な構成は以下の通りです。

  • 自己紹介
  • 新入生へのお祝いのことば
  • 来賓・教職員や参列の保護者への挨拶
  • 締めの言葉
  • 年月日と名前

構成が決まったら、一つ一つの項目の内容を決めます。

内容を書き込む際、事前にNGワードとなっている単語を確認します。

NGワードとは?

「父兄」「お父さん、お母さん」

などは保護者という言葉で表現しましょう。

両親が揃っていない場合や、様々な家庭環境の子を考慮します。

「たくさん走り回って」「元気いっぱい」「休む事なく」

など身体や健康面に言及すること。

様々な健康状態や、身体的不自由を持ち合わせている子を考慮します。

覚えておきたい祝辞や代表挨拶に使えるフレーズ集

自己紹介フレーズ集

  • 「ただ今ご紹介に預かりました○○でございます。」
  • 「保護者代表としてお祝いの言葉を述べさせて頂きます、◯◯です。」
  • 「新入生、保護者代表としましてご挨拶を述べさせて頂きます、○○と申します。」

新入生へのお祝いの言葉フレーズ集

  • 「1年生の皆さん、ご入学おめでとうございます。」
  • 「いよいよこの日を迎えました、今日からいよいよ小学生のお兄さん、お姉さんです。入学、おめでとうございます。」
  • 「まずは新1年生の皆さん、◯◯小学校入学おめでとうございます。皆さんの顔がもう立派な小学生の顔になっていますね。」

来賓・教職員や参列の保護者への挨拶フレーズ集

「ご列席の保護者の皆様、本日はご入学、誠におめでとうございます。少し前まで我が子が小学校の門を潜るのはまだまだ先だと思っていましたが、たくさんのお友達と一緒に今日この日を迎えることができた事を大変嬉しく感じております。」
「保護者の皆様、改めましてこの度はご入学おめでとうございます。今日のお子様の晴れ姿に成長を感じ、誇らしく、ご家族皆様感動ひとしおかと思います。」
「保護者の皆様、この度はご入学、誠におめでとうございます。小学校入学までの日数を指折りお子様と一緒に数えていたご家庭も多いのではないでしょうか。いよいよ今日から小学校生活が始まりますね。」
「保護者の皆様、本日はご入学、誠におめでとうございます。たくさんの経験をつみ、たくさんの思い出を共有していくことになる、ここにいる新1年生を前に、いよいよ小学生の親になる覚悟はできましたでしょうか。」
「校長先生をはじめ、諸先生方、そしてご来賓のみなさま、本日はこのような入学式をご準備くださり、誠にありがとうございます。これから始まる小学校生活、慣れない学校生活にご迷惑をおかけすることもあるかと思いますが、どうか暖かく見守り、ご指導いただけますよう、何卒よろしくお願いいたします。」
「先生方皆様、並びに、ご列席いただきましたご来賓の皆様、この度は入学式を取り行ってくださいまして誠にありがとうございます。これから先6年間の学校生活、先生方、地域の皆様からたくさんのサポートを頂くことになるかと思います。至らない点も多々あるとは思いますが、暖かく見守り、ご指導頂けますよう、お願い申し上げます。」

小学校入学式の保護者代表挨拶例文!

保護者代表としてお祝いの言葉を述べさせて頂きます、◯◯です。

◯◯小学校1年生の皆さん、本日はご入学おめでとうございます。
いよいよ今日から小学生のお兄さん、お姉さんですね。
周りにいるお友達は、同じようにこれから小学生になり、一緒に勉強をし、遊び、時には喧嘩をすることもあるかもしれませんが、一緒に学んでいく大切な仲間です。これからの毎日、たくさんの楽しいことが待っています。分からないこともあると思います。そのわからない事を学び、少しづつ大きくなっていく環境です。いろんなことに挑戦し、ワクワクする気持ちを大切にしてください。自分の好きだと思えることや、やりたいことにたくさん取り組んでください。そして周りにいるたくさんの大人は皆さんの味方です、困ったことがあったら話し、どんどん頼ってください。

ご来賓の皆様、校長先生はじめ先生方、本日は、このような入学式を開催くださり、誠にありがとうございます。
まだまだ先だと思っていた小学校の門を潜り、いよいよ今日のこの日を迎えることができ、たいへん嬉しく感じております。
これから始まる学校生活、子供と同じように慣れないことに先生方にご迷惑をおかけすることもあるかと思いますが、どうか暖かく見守り、ご指導頂けますよう、お願いいたします。

簡単ではございますが、以上をもちまして保護者代表のご挨拶とさせていただきます。
本日は誠にありがとうございました。

平成◯年◯月◯日 新入生保護者代表 ◯◯◯◯(氏名)

小学校入学式の保護者代表挨拶例文! 兄・姉がいるパターン

新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。
こうやってみると、静かに座って、しっかりと目を見てお話を聞いて、すっかり小学生のお兄さんお姉さんですね。
小学生になったらたくさん勉強して、しっかりしなくちゃ!たくさんのことを一人でできるようにならなくちゃ。と思っていますか?実は小学校は勉強だけをするところではありません。
たくさんのお友達を作って、いろんなことをやってみよう!とみんなで応援しあう場所です。
そして何より、たくさんの笑顔が見られる場所です。笑顔は楽しい時に見れますね。小学校は楽しいことがたくさんあるんです。
楽しいことがなければみんなの周りにいるお兄さんお姉さん、6年間も通ってないですよね? そして今周りにいる大人はみんなと同じようにドキドキワクワクしながら小学校を卒業した先輩たちです。だからみんなを力いっぱい支えます。そのためにここにいるんです。これから出会うワクワクを考えて、ちょっと重たいランドセルを背負って元気よく学校に通ってくださいね。保護者のみなさま、本日はご入学おめでとうございます。
我が子がランドセルを背負っている姿を見て成長の早さを感じているのではないでしょうか。ここに座っている姿を前に、安全で安心できる、そして何より楽しい小学校生活を送ってほしいと祈るばかりです。私たち保護者、そして、先生方、並びにご来賓の方々、どうか子供たちを温かく見守り、暖かいご指導をよろしくお願いいたします。本日は誠にありがとうございました。

平成◯年◯月◯日 新入生保護者代表

小学校入学式の保護者代表挨拶例文! 自分が卒業生のパターン

ただいまご紹介にあずかりました、●●です。僭越ではございますが、新入生の保護者を代表して、ひと言ご挨拶をさせていただきます。

新1年生の皆さん、〇〇小学校ご入学おめでとうございます。今日からいよいよ小学生ですね。
実は私も皆さんと同じようにこの◯◯小学校で6年間過ごした卒業生です。
いろいろなことを学び、たくさんのお友達と大切な思い出を作りました。

皆さんがこれから過ごす6年間、たくさんの笑顔と時には悔し涙もあるかもしれません、そんな嬉しいことも、悲しいことも支えてくれるのが今この会場にいるお友達と大人たちです。

支えがあるからこそ、失敗を恐れず、いろんなことにチャレンジし、大好きだと思えるものを探してください。そしてその大好きを応援し合いましょう。

ご来賓の皆様、校長先生をはじめ先生方、そして在校生の皆さん。
このような入学式を行っていただき、誠にありがとうございます。

思い出の中に残る○○小学校は、たくさんのことに挑戦させてくれ、応援してくれた小学校でした。
同じように今度は私たちが子供たちに安心して楽しい学校生活が送れるよう、しっかりと見守り、応援し、先生や地域の皆様と協力していく順番だと思っています。

これから6年間、どうぞよろしくお願いいたします。
簡単ではございますが、以上をもちまして、保護者代表のご挨拶とさせていただきます。

本日は誠にありがとうございました。

平成◯年◯月◯日 新入生保護者代表 ◯◯◯◯

保護者代表挨拶の疑問

スピーチの原稿が決まっていよいよ練習しようと思った時に、あれ?台本は見てもいいのかな?

どこを向いて話すの?などなど、?が湧いてきますよね。そんな疑問を解決していきましょう。

スピーチの初めはまず自己紹介から始まります、そしてその後すぐに忘れてはならないのが、皆さんに着席を促しましょう。「どうぞご着席ください。」この一言がないがために、スピーチ中ずっと起立の状態でしたなんてこともありえます。

ではまず、原稿を用意したら暗記をする勢いで実際に口に出して練習しましょう。

スピーチ当日はもちろん原稿を持っていっても構いませんが、緊張から棒読みになってしまったなんてことにもなりかねません。

なんとなく頭に入っていれば、原稿に目を落としながら話すことができて、なおかつ朗読ではない感情を込めたスピーチになります。

ただ、どうしても緊張してしまう!という場合は無理せず原稿を手元に用意してスピーチに挑みましょう。

その際のコツは冒頭でスピーチの内容に目を通し、ところどころで顔をあげて会場の方へ目を向けましょう。

ずっと原稿に目を落としてると、いかにも朗読している感が目立ってしまいます!

とにかく練習すればするほど、当日の緊張はほぐれます。あれだけ練習したのだからという自信が緊張をほぐしてくれるはずです。

入学式保護者代表挨拶の緊急時は?

いよいよ準備万端で挑むはずだった入学式、とは言っても当日のトラブルが絶対ないとは言えませんよね。例えば、高熱を出してやむをえず欠席しなければならない場合もあるかもしれません。

当日の場合、学校への連絡をまずは急ぎましょう。式が始まる1時間くらい前であれば先生方はいらっしゃるはずです。その際に保護者代表のスピーチの原稿だけでもお送りしたほうがいいか、お伺いしましょう。

式典によってはどなたかが代わりに代読してくれる場合があります。

やむを得ない事情だとしても、当日欠席した場合は日を改めてご挨拶にお伺いした方が大人のマナーとしては気持ちがいいですね。

まとめ

  • その1:入学式、保護者代表のスピーチの中身は?
  • その2:スピーチで使えるフレーズ集
  • その3:第1子、親が経験する初めての入学式でのスピーチ
  • その4:すでに姉、兄が入学済の第2子以降の場合のスピーチ
  • その5:自分が卒業生の場合のスピーチ
  • その6:保護者代表挨拶の時の疑問
  • その7:当日欠席の場合の対処法

小学校入学式の保護者代表スピーチ、我が子が主役とは言えども、頼まれると不安になり、そのことで頭がいっぱいになってしまいますよね。

スピーチや人前で話すことに不安になる原因の一つには準備不足があげられます。

だからこそ、丁寧な原稿を書き上げ、練習を重ねることで当日の不安は少なからず減少するはずです。我が子のお祝いの場、緊張しているお子さんの前で堂々と話す親御さんの姿はきっと子供にとっても誇らしいものですよ。

そのためにもこの記事が少しでも皆様のお役に立ちましたら幸いです。

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