小学生になって通知表という、子供の学力や学校での様子を客観的に評価されたものが渡されるようになりましたね。
毎回内容を確認するときに「できるはいくつあるかな?」「どんなことが書いてあるんだろう」とドキドキしてしまいます。
中には「もう少し」がたくさん付いていてショック!なんてこともありませんか。
「うちの子の何がいけなかったんだろう?」「なんでこんなに『もう少し』が多いの?」「この『もう少し』はどう判断すればいいの?」など疑問に思いますよね。
今回は、通知表の「もう少し」が多くてショックを受けている保護者の方に、「もう少し」の評価をどう捉えるか、納得できない場合はどうしたら良いか、子供にはどうやって伝えるかなど記事にしていきます。
「もう少し」という評価に対しての考え方、対処法が分かりますよ。
参考にしてみてくださいね。
1年生の通知表にもう少しがたくさんでショック!
学期末にもらってくる通知表、評価するのは担任の先生ですよね。各教科の評価、学校生活での評価がある通知表が多いでしょう。
テストで100点を取っただけで「よくできる」と評価されることは、まずありません。授業態度、提出物など総合的に見て評価を付けています。
また私たち親から見た子供と、先生から見た子供の様子は違うでしょう。先生の主観も入っての評価となりますよね。
なぜ、私たち親は「もう少し」がたくさんあるとショックなのか?
子供の評価に一喜一憂してしまのが、私たち親ですよね。「もう少し」が付くことでなぜ、ショックを受けるのでしょうか。私が感じたことを挙げてみます。
「やっぱりな」
私の小学校1年生の息子は、忘れ物をしないという項目に「もう少し」が付きました。これは私も納得です。とにかく何かしら忘れていくので、今後の親子の課題として捉えています。
「何がいけなかったんだろう?」
率直に、なぜ「もう少し」がつくのかが分かりませんでした。テストは見れば点数が分かりますが、授業態度や学校生活に関しては、目が行き届いていない部分が多いです。
そのため具体的にどこが「もう少し」なのか、教えて欲しいと思いました。
「今後の勉強についていけるのかしら」
教科の項目に「もう少し」が付いていたとき、授業についていけないのではないか、今後難しくなっていく授業についていけるのか、不安に駆られました。
私の場合、根本は
子供の学校生活が見えないことに対する不安がある→通知表に「もう少し」と評価される→「え!?うちの子勉強できてないの?どうなってるの?」とショックを受けています。
「もう少し」はどう捉えるべき?
では「もう少し」という評価にはどのような意味が含まれているのでしょうか。
各先生の思いもそれぞれなので、一概には言えませんが私は先生からの励まし、もしくは先生から見て「もう少し」の部分は対策が必要なんだと捉えています。
通知表は親子のコミュニケーションツールの一つとして、普段は聞けない学校生活のことや勉強について子供と話をするきっかけだと思っています。
「もう少し」が付いた部分は、次学期に向けて目標にすることができます。私は忘れ物が多い息子と相談して、前日に持ち物の確認をすることにしています。
「もう少し」という評価をポジティブに捉え、どう改善していくかを親子で話してみることをおすすめします。
もし、本当にできないという評価で「もう少し」がつくのであれば、それは通知表以外に先生から直接話がある場合だと思って良いでしょう。
「もう少し」となった教科や項目はどう対処する?
「もう少し」が付いてしまった教科について、子供に特訓させたり教育はした方が良いのか?
お子さんが「もう少し」が付いたことを気にして、何とかしたい、勉強したいという思いがあれば塾や通信教育を取り入れてみるなど良いでしょう。
我が家の場合は、息子は全く気にしません。勉強嫌いの息子に勉強を強要し、ますます勉強嫌いになっては困るので、学習面は見守るスタンスでいます。
生活面の「もう少し」は、できることがあるはずなので息子と相談して、改善できる方法を考えるようにしていますよ。
「もう少し」の評価に納得がいかない場合は?
「もう少し」という評価に納得できない場合は、担任の先生に直接話を聞いてみましょう。
先生がどの部分を見て「もう少し」と評価したのか、教えてもらうことで納得できることもあります。先生に尋ねるときは「通知表の評価について教えて欲しいところがあるのですが」や「『もう少し』の項目は、具体的にどの部分が『もう少し』だったのでしょうか」など、聞き方を工夫してみてください。
納得できない!という態度ではなく、どうして「もう少し」という評価を付けたのか、理由を尋ねる姿勢で聞いてみると、先生も詳しく教えてくれますし、今後の改善策が見えて納得できるかもしれませんよ。
先生方に何かしらの考えがあって評価したものなので、先生から見たお子さんの評価の理由をぜひ聞いてみてください。
「もう少し」の評価やショックな気持ちを子供に伝えるべき?
お子さんに「もう少し」という評価に対して、親がショックを受けているという気持ちをどう伝えるか?あまり「お母さん、あなたの評価にショックを受けたわ」と単刀直入に言ってしまうと、お子さんはお母さんにショックを与えてしまったと感じ、逆に私たちが子供を傷つけてしまいがちです。
私の場合は、息子と一緒に通知表を見て「ここ『もう少し』になってるねー。なんでなんだろう?」と聞いてみました。息子は「分からない」と他人事のような雰囲気でした。特に「もう少し」という評価に対して、私が思ったことを口にはしませんでしたが、どうしたらいいか対策を考えようと持ちかけましたよ。
1学期〜3学期を通じて「もう少し」の評価が変わらない場合は?
例えば算数などの教科に「もう少し」がずっとついている場合は、どうしたらいいのか。塾が必要なのか、発達障害なのか、気になりますよね。
塾については、お子さんの気持ちもあるので絶対行かせた方が良いとは言い切れませんが、塾がきっかけで勉強が楽しくなって成績が上がるなんてこともあるので、お子さんと相談してみましょう。
学習障害などの発達障害があると、授業内容が理解できずに「もう少し」がずっと付くことがあります。通知表ではなく、普段の授業への取り組む姿勢などで発達障害は分かってくるので、先生が気になれば保護者の方へ連絡があるはずです。
息子の友人ですが、小学校に入って授業に取り組む中で、漢字や数字を図形のように捉えて見ているようだと先生から話があったと聞いたことがあります。
それは発達障害の1つの症状なので、通常学級では国語、算数は同じように授業が受けられないと判断され、2年生から特別支援学級に行くことが決まりました。
通知表に「もう少し」がずっとついているけど、先生からは何も言われないというときは、直接先生とお話ししてみると、保護者の方の不安や違和感は解消されますよ。
まとめ
今回は「1年生の通知表にもう少しがたくさんでショック!理由は?納得がいかない場合は?」と題して、小学校1年生のお子さんの通知表について、記事にしてきました。
ポイントはこちらです。
- 子供の学校生活が分からない状態で、通知表に「もう少し」がつくことでショックと感じてしまう
- 「もう少し」という評価は、今後の改善策を考える絶好の機会と捉えよう
- 「もう少し」に納得ができない場合は、担任の先生に直接話を聞いてみましょう
- 親が「もう少し」という評価にショックを受けていることはあまり伝えず、どう改善していこうか、お子さんと一緒に考えていきましょう
通知表は、子供の勉強や学校生活を励ますためのツールの一つなので、成績自体に囚われすぎず前向きに捉えて、活用していきましょう。
ぜひ、通知表を活かして親として子供の学校生活を応援してあげてくださいね。
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