ゲームを子供に買い与えるタイミングは、どんな親でも一度は悩む問題です。
スイッチを子供から欲しいとお願いされたときに、子供の年齢と、スイッチが子供に与える影響を考え、「買い与えていいのかな?」と悩まれる、お母さん方はたくさんいらっしゃると思います。
私も子供が小1の時には、同じ悩みがありました。本当に悩みますよね!
子供に愛されるゲーム№1はスイッチですが、スイッチを買ったせいで、「勉強しなくなるかもしれない?」、「スイッチばかりしていると馬鹿になるのではないか?」、「スイッチに夢中で、外で遊ばなくなるのではないか?」などと、親なら心配になるのは当たり前です。
しかし、お子さんから「○○ちゃんはスイッチを持っていて、いいなぁ~!私も欲しい!」、「みんなスイッチを持っているから、自分にも買って!」等と、大抵のお母さんは、子供にせがまれます。
特に小1になると、保育園や幼稚園の頃より、子供同士で遊ぶ機会も断然に増えて、子供同士での情報交換も活発になります。そのため、子供達が仲よく遊ぶ共通ツールとして、スイッチはとても重要なツールとも言えます。
そこで今回は、小1のお子様に、「スイッチを買って欲しい!」とお願いされているが、「スイッチは我が子の悪影響なるかもしれないけど、買い与えていいのか?」などと迷われているお母さん方が、参考になる記事をご紹介します。
小1になった子供からスイッチが欲しいと言われた!買い与えるべき?
結論から言うと、買い与えるべきです。
「ゲームをすると馬鹿になる。」というような印象を持たれる方は多いのですが、ゲームと成績の相関関係は、あまり関係ありません。
ゲームのやりすぎで勉強をしないため成績が落ちる子供はいますが、それは、ゲームに限らず、漫画やTVでも一緒の事です。ルールをきちんと決めて、適正に使用すれば、スイッチは子供のためにとても役立つツールとなります。
その方法をお伝えしていきますね。
買い与えるタイミングは?
まず、スイッチを子供に買い与えるタイミングとして、一般的に多い時期は、保育園の年長組から、小2(5歳~8歳)ぐらいまでだそうです。
ただ、小1になると、子供同士のコミュニケーションが多くなり、そのことに比例して共通話題も必要になる中で、スイッチは子供同士の共通話題としても多く、買い与えるなら小1がちょうどよいです。
なぜなら、小学生になるまでは保育園や幼稚園以外で、大人を抜きにして子供たちだけで遊ぶことはあまりないので、子供同士での情報共有があまりリアルでないため、そこまで必要ないことや、そもそもスイッチをやっていても、その内容をあまり理解できる読解力が少ないからです。
ですので、大人を抜きにした子供たち同士の世界ができ始め、なおかつ理解力がある程度高くなる小1ぐらいが、スイッチを買い与える適正年齢と言えます。
スイッチのメリットとは? 3つのメリットを解説!
3つのメリット
- 子供たち同士の共通話題にはいれることと、共通の楽しみのツールが持てる。
- 意外と勉強になる。
- 親子で楽しむ共通ツールとコミュニケーションツールになる。
1つずつ説明をしていきますね。
1.子供たち同士の共通話題にはいれることと、共通の楽しみのツールが持てる。
大人もそうですが、仲よくなる時には、「共通する物」があった方が、仲よくなりやすいです。殆どの世帯が、スイッチを持っていると言っても過言ではないです。
それだけ共通話題も多いゲームですので、スイッチを持っていることで、友達との話題に入りやすくなります。また今ではオンラインが子供でも当たり前の時代ですので、オンラインで子供同士遊ぶことは、言い換えれば、オンラインで子供同士のコミュニケーションをとることです。
1人でテレビを見たりするよりは、断然いい事です。
2.意外と勉強になる。
小学生の勉強になる色々な科目のソフトがあります。
そもそも子供は教科書の様な、紙媒体が好きではありません。特に勉強を始めたばかりの小1の子供は、教科書を見て勉強するというのを、まず嫌がります。しかし、ゲーム感覚で学校の授業が受けられるなら、子供たちにとってはどうでしょうか?
国語・算数・英語などを楽しく学べるソフトもたくさんありますし、パズルや将棋、囲碁などを優しく教えて楽しめるソフトもたくさんあります。
最初に子供が嫌がる勉強を教えるのは大変ですが、楽しく勉強を教えることができれば、その後にでも、教科書の内容が分かるようになり、勉強に対する抵抗感は軽減されます。
楽しく勉強できることは、大人でも惹かれることですよね!
3.親子で楽しむ共通ツールとコミュニケーションツールになる。
子供は自分の楽しいと思う事を、親と共有したいものです。私世代のゲームの代表はファミコンでしたが、昔に比べて今のゲームは、大人でも十分に楽しめます。子供とのコミュニケーションツールとしては非常に役立ちます。
一緒にスイッチをしながらコミュニケーションを取り、学校での出来事や友達同士の事など、親として気になることを何気なく聞くと、普通に聞くよりあっさりと教えてくれることもあります。
ゲームに興味のない親御さんも、一緒にしてみてはいかがですか?
スイッチのデメリットは? 3つのデメリットを解説!
3つのデメリット
- スイッチ以外の事はしたがらなくなる。
- 視力低下の原因になる可能性が高い。
- 姿勢が悪くなる。
こちらも、1つずつ説明をしていきますね。
1.スイッチ以外の事はしたがらなくなる。
宿題やお手伝い等、スイッチをしたいがために拒否するようになります。その態度にイライラして怒ってしまい、家庭の雰囲気が悪くなります。
ただ、ルールを決めてメリハリをつけることで回避できます。
2.視力低下の原因になる可能性が高い。
スイッチに限らず、タブレットやスマホなどの電子機器すべてに当てはまることですが、適正な距離感や明るさで使用しないと、目にかかる負担は強いのは間違いないです。
明るい部屋で、ある程度距離を保って使用することが大事になります。
3.姿勢が悪くなる。
スイッチに夢中で無意識に猫背になり、それが長時間続くとなると、猫背が癖になる可能性が高くなります。猫背になると、大人に成るにつれて、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症等のリスクが高まります。
定期的に姿勢を正しながら使用するように、注意しましょう。
スイッチをやる場合の家庭のルールは?
子供は自制心が効かないので、1日の開始時間や使用時間、友達同士の貸し借り等のルールは決めておくべきです。
例えば、スイッチをする日は土日祝に決める事や、1日1時間などと前もって決めておかないと、スイッチのやりすぎで勉強をしなくなる、夜更かしして朝が起きられなくなるなどの、デメリットばっかりになってしまい、買い与えたことを後悔してしまうことになります。
おすすめのルール4つをご紹介!
おすすめのルール
- 毎日やらせてあげるが、時間を決める。
- 土日祝日に関しては、午前午後で1時間ずつ使用時間を追加。
- オンラインで遊ぶときは、友達の親に事前に承諾を得る。
- 貸し借りは基本禁止。友達の親と話し合いの結果でよければ許可を出す。
もちろん、1つずつ説明していきます。
1.毎日やらせてあげるが、時間を決める。
私の家庭では、ゲームの時間は、夜の8時~9時までと決めています。その代わり、宿題や明日の準備等の、子供としてやらないといけない仕事をしないと、出来ない事もルールとして加えるのがポイントです。
土日祝などの限定的な日に決めると、その日以外はそわそわしてばかりで、宿題に手がつかなくなることや、土日祝の宿題をしなくなる可能性もでてきます。毎日にメリハリをつける方が、子供自身のやらなければいけない事を、毎日きちんとやるようになります。
2.土日祝日に関しては、午前午後で1時間ずつ使用時間を追加。
友達同士の付き合いもあるので、午前・午後で1時間ずつは許可をしています。子供に前もって友達との開始時間を決めるように言っていれば、相手の子供も合わせてくれます。
3.オンラインで遊ぶときは、友達の親に事前に承諾を得る。
スイッチではオンラインで友達と遊ぶのも一般的ですが、相手の親御さんと話し合いをして、お互いの了承のうえでやらせましょう。
そうしないと、お友達の親に、迷惑な子供と思われてしまう可能性があります。
4.貸し借りは基本禁止。友達の親と話し合いの結果でよければ許可を出す。
ソフトの貸し借りは、壊れたりしたときにトラブルになりますので、原則禁止にしておく方がいいです。ただ、親同士の了承のもとであれば、ソフトの情報交換にもなるので、貸し借りしてもありです。
ルールを子供が守らなかった場合は?
もしルールを守らなかった場合は、まずは「やらせない」。という事が大事です。
私の家庭では、1日ルールを守らなかったら、次の日はやらせません。友達との約束があったとしても、やらせないです。
以前ルールを破った時に、口頭の注意のみで終わらせていたのですが、ますますルールを守らなくなります。そこで「ある程度のペナルティは必要だ」と気付きました。
これはルールを守れない子供が悪いという事ではなく、ルールは守らないといけない事を子供に教えてなかった親の責任だと感じたことを覚えています。
「駄目なものは駄目!」と、はっきり子供に伝え、必要時は行動に移しましょう。
外遊びをしなくならないかが心配。ゲームとの上手な付き合い方は?
やる時間を決めることで、外遊びをしなくなることは回避ができます。例えば、私の家庭では、平日は夜の8時~9時までと決めているので、子供は学校から帰ってきたら、外で遊びます。
また、土日に関しても、午前午後の1時間ずつと決めておけば、その他の時間は自然に友達同士、外で遊ぶようになります。時間を決めて、遊び方にもメリハリをつけると効果的です。
2021年版:低学年おすすめスイッチ5選!
1位「あつまれ!どうぶつの森」
価格:5,980円(税別)
テレビ番組「めざましテレビ」でも、人気があり、取材に取り上げられたソフトです。無人島で、何もない島を開拓して、自分の好きな島をつくることができます。
家族みんなで同じ島をつくることもできたり、友達の島に遊びに行ったりもできます。動物や魚、恐竜などの生き物についての知識がついたり、バトルがなく、子供同士の喧嘩にならずに遊びやすいのもいいですね。
2位「マイクロソフト」
価格:3,960円(税込み)
四角のブロックを積み上げたりして、自分好みの建物や街をつ来るなどし、自分好みの世界をつくるゲームです。自由度が高いゲームで、時間の縛りなどもないため、マイペースに楽しめるゲームです。
操作やルールは簡単でやりやすいのですが、創意工夫が必要になるゲームでもありますので、子供の想像力を伸ばすことにはうってつけのゲームです。
3位「ポケットモンスター ソード・シールド」
価格:9,581円(税込み)
ポケモンは、小さい子から大人まで、人気があります。このソフトは、育成システムが、子供でも遊びやすい難易度になっている事や、オートセーブの機能も付いているので、安心して遊べます。
出現ポケモンは400種類以上で、日々新しいポケモンと出会うことができ、秋が来ません。トレーナーのキャラメイクなども出来て、色々な楽しみが味わえます。
4位「スマッシュブラザーズ」
価格:7,200円(税別)
マリオやドンキーコング、ピカチュウなどの、みんなに愛されている定番キャラクーがたくさん登場する対戦アクションゲームです。コントローラーがあれば、複数の人数で遊べるので、順番を待たなくてもみんなで楽しめます。
大人も楽しめるゲームですので、家族みんなで遊べることも魅力です。また、色々なキャラクターや、多くのステージがあるため、飽きが来ないゲームです。
5位「マリオーカート8デラックス」
価格:5,980円(税別)
マリオーカートはスーパーファミコンから始まり、人気がありました。シンプルな操作で分かりやすく、小1の子供でも友達同士で楽しみやすいです。レース以外にミニゲームも充実していますので、違う楽しみ方も出来ます。
コースもバラエティに富んでいて、またマシーンのカスタマイズも出来るので、飽きないことに加えて、子供の創造力も豊かになります。
最後に
ゲームはツール(道具)!使い方次第で色々な効果が!
ゲームが良い悪いのではなくて、使い方が良いか悪いかです。使い方次第では、子供を堕落させる可能性もありますが、きちんとルールを決めて、メリハリをつければ、子供の可能性を大きく開く、活躍できるツールになります。
ただ楽しいだけでなく子、供同士のコミュニケーションの向上にもつながり、勉強にもなり、家族で楽しめば家族のコミュニケーションが良くなることに加えて、子供の良い思い出にもなります。「小さい頃は、ママやパパともゲームしたなぁ!」という想い出も良いものです。
ゲームで馬鹿になるわけではない!将来の役に立つ可能性も!
「ゲームばかりしていると、将来ろくな仕事に就けない!」という考えのお母さんもいらっしゃると思いますが、小さい頃にゲームに興味を持ち、大人になり、ゲームプログラマーなどで年商1億円稼ぐ人もいます。「ゲーム=堕落」に繋がるわけではありません。むしろ、良い就職に繋がることも珍しくありません。
スイッチを買ってあげることに問題はない!ただ、ルールとメリハリを!
子供に買って欲しいとせがまれたときは、ぜひ買ってあげてください。正しい使い方をすれば、友達も家族も、そして何より子供にとっても、最もメリットになるツールの1つがスイッチですから。
ただし、きちんとルールをつくり、メリハリのある生活を子供に送らせることは、忘れないでくださいね!
コメント