小学1年生のお小遣い相場は?お金の教育はどうしている?

皆さん!お子さんのお小遣いってどうしてますか?

私も小学1年生の男子のママですが、毎月あげたほうがいいのかな?とか、すごく悩みどころなんですよね。

お金って人間が生きていく上で、必要なものです。将来を考えると、早いうちにお金の教育をしていったほうがいいのかなとか、色々考えちゃいます。

うちの場合、小学生になって、実家に帰省するとおじいちゃん、おばあちゃんからお小遣いをもらう機会が増えてきました。

幼稚園の時は、小遣いをもらっても、すぐに預かっていたのですが、最近は思い切って、本人に任せてみることもしばしば…ただ、任せていると「良い使い方」「とんでもない使い方」をすることもありますよね。

私を含め、同じように小学1年生のお小遣いについてお悩みの小1ママさん!

めちゃくちゃ気になる他のご家庭の「お小遣い事情」や「お金の教育」について今回は調べてみたいと思います。

ご家庭に合わせての考え方もあると思いますが、一緒に考える機会になればと思います!

小学1年生のお小遣い事情は?

定期的にお小遣いを渡すかどうか、悩みますよね。

小1くらいの子どもだと、まだお友達だけで遊ぶこともあまりないし、一緒に買い物に行けば、おやつやゲーム代など、親が出すことが多いので、毎月決まったお小遣いは、まだ必要ないかなと私は思っています。

それでも、実家に帰省するとおじいちゃん、おばあちゃんが「お小遣い」をくれたりするんですよね。

幼稚園の頃は当たり前のように親が預かって使い道を決めていましたが、小学生になったので、最近は少し本人に任せてみようかなというところです。

金融広報中央委員会の第三回「子どものくらしとお金に関する調査」子どものくらしとお金に関する調査(第3回)(2015年度) (shiruporuto.jp)

によると、小学生の7割強、中学生の8割強、高校生の約8割がお小遣いをもらっているという調査結果がでています。

そして、調査結果の小学校低学年のお小遣いのもらい方を見てみると、時々もらっているという答えが六割弱を占めています。

低学年・中学年は、時々もらっているという回答が半数以上を占め、高学年になり、月に一回という回答が時々もらっているという回答を上回り始めます。

私の周りのお母さんたちに聞いても、月一回、定期的に決めた金額を渡している家庭はまだ少なく、小1であれば、定期的にお小遣いを渡すよりは、時々渡すということが多いと思います。

時々渡す場合

  • 家の手伝いをしてくれた。
  • テストで良い点をとった。
  • 習い事で頑張ったご褒美。
  • 祖父母など親戚からのお小遣い。

などのタイミングでもらっている子が多いです。

何に使うかというと、やはりお菓子やジュースなどが多いようです。うちも同じです。自分でお菓子を買ったり、ゲームセンターでゲームをしたり。

一緒にいる時は、親がお菓子を買ったり、ゲームもさせるのですが、自分で出したがります。子どもを見ていて思うことは、自分のお財布からお金を出して、自由に自分で使うという行為を楽しんでいるのかなと思います。

たまに、「お母さん、これ好きでしょ。買ってあげる」なんて言って、私の好きなお菓子を買ってくれたりすると、可愛いなぁと思っちゃいます。

自分のことを思い出しても、毎月お小遣いをもらい始めたのは、中学生くらいだったと思います。

小学校高学年になって、祖父母からたまにお小遣いをもらい、貯めて、漫画や文房具を買ったという記憶があります。

多かれ少なかれ、何かしらのお小遣いをもらう経験は小1から増えてくると思います。

  • 子どもがお金や買い物に興味を持っている。
  • お金の種類がわかり、計算ができる。

ようであれば、お金の管理をお子さんと一緒にしていってもいい時期だと思います。

また、お年玉についてはほとんどのお子さんがもらっているという調査結果がでています。子どもからするとお正月の一大イベントですよね。

家庭によってそれぞれですが、お年玉の総額が高額になる場合、親が預かる場合が多いですよね。特に小学校低学年のお子さんは、親の管理がほとんどだと思います。

  • 親が全額管理(子どもの口座に貯金)
  • 一部子どもの財布に入れ管理。残りは親管理(子どもの口座に貯金)
  • 子どもが全額管理(子どもの財布に入れる・貯金箱にいれる)

うちの場合は、せっかく貰ったお年玉なので、子どもと何か欲しいものがあるかなど、話し合って、貯金するお金と子どもの財布に入れて、使うお金とわけています。

その時に具体的に何に使うか話し合っておくと、話し合った使い方をしてくれます。

(例えば、欲しいおもちゃの予算3,000円、お菓子やゲーム代1,000円で、4,000円子どものお財布にいれる)

特にお正月はお年玉をもらうので、お金の使い方やお小遣いの管理の話をお子さんとしてみるのは良い時期かもしれません。

管理方法の相談

  • お子さん専用の財布にお小遣いを入れる
  • 貯金箱を利用する
  • お小遣い帳をつける

など

使う時のルール決め

  • お金を使いたい時は親に一言相談してから使うこと。
  • 1日に使える限度額を決めておく。
  • 週に一回、親がお小遣いのチェックをする。
  • お小遣い帳をつける

など

すべてお子さん任せにせずに、家庭内でお小遣いルールを作ったり、声をかけることが大事だと思います。

小学1年生のお小遣い相場は?

お小遣いの相場を見ていきたいと思います。

金融広報中央委員会の「子どものくらしとお金に関する調査」(第3回) 2015年度調査子どものくらしとお金に関する調査(第3回)(2015年度) (shiruporuto.jp)によると

月に一度のお小遣い制の場合の金額

最頻値 平均値 中央値
低学年 500円 1,004円 500円
中学年 500円 864円 500円
高学年 500円 1,085円 1,000円

(注 )最頻値は、最も多く回答された値。中央値は、回答金額を多い順に並べた場合に中位(真ん中)に位置する値

 

時々渡す場合の金額

最頻値 平均値 中央値
低学年 100円 1,004円 163円
中学年 100円 923円 300円
高学年 1,000円 1,246円 500円

(注 )最頻値は、最も多く回答された値。中央値は、回答金額を多い順に並べた場合に中位(真ん中)に位置する値

 

こういった結果がでています。

毎月の決まったお小遣いとして渡す場合、500円~1,000円というところです。特に時々渡す場合の最頻値の金額が低学年・中学年で100円になっています。お手伝いなどのお駄賃として渡しやすい金額ですよね。

高学年になると一気に1,000円なりますが、お手伝いの内容や精度が、高学年になるとあがることや祖父母などからのお小遣いなどが低学年・中学年に比べて、あがってくるのだと思います。

次に、お年玉の金額もみていきたいと思います。

ぱっと見るだけでも、総額10,000円以上のお年玉をもらっている子どもが多いです。うちの小1の息子も今年のお年玉の総額は30,000円ほどでした。

中学年、高学年共に、3分の2以上の小学生が10,000円以上のお年玉をもらっている結果が出ています。

親のほうが欲しいですよね!笑

お年玉は家庭環境、もらう人数によっても差は出てきますが、小学生が全部自分で管理するには多い金額を貰っています。

1人の人からもらう低学年・中学年の相場としては1,000円~5,000円というところだと思います。

ただ、もらう人数が多くなれば、もちろん、総額も多くなります。

子どもたちは、お正月と言えば、お年玉!で楽しみな気持ちが多いと思いますが、親からすると、出費がかさみ、胃が痛くなりますよね!

参考までに…同じようにしている家庭も多いと思いますが、我が家の場合、兄妹間で子どもたちに渡す、お年玉の金額の協定を結んでいます。

  • 未就学児 100円玉10枚
  • 小学生 3,000円
  • 中学生 5,000円
  • 高校生 10,000円

など子どもたちに渡す金額を統一しておくと、いとこ間で金額が違うということも防げますし、わだかまりも残りません。

お金に関する教育はどうしたらいい?

お金って生きていく上で必要なものですよね。

特に投資や資産運用などを始める人が多くなっているこれからの時代、お金の教育は、今まで以上に子どもに教えておきたいテーマと思っている親御さんも多いと思います。

お金の教育には色々な方法があります。

自然とお子さんが小さいころから普段のスーパーでの買い物やごっこ遊びの中で、お金の教育って始まっていると思います。

小学校低学年の子どもには「使うこと」に加えて、

  • 「貯めること」
  • 「どうしたらお金をもらえるのか考えること」

を少し意識してほしいですよね。

おすすめのお金の教育を3つご紹介したいと思います。

おすすめのお金の教育①

親子でお金の勉強ができる本を読んでみることです。

絵で見て学べる!お金ってなんだろう?

この本は「お金ってなんだろう?」「お金をためよう」「使ってみよう」「ルールや危険性を知ろう」「稼いでみよう」の項目ごとにお子さんに知ってほしいことが楽しく、総合的にわかりやすく書いています。

小1のお子さんですと理解できる部分、まだ少し難しい考えなどもあるかもしれませんが、お小遣いをもらい始めるこの時期だからこそ、一緒に読んでお金の使い方を総合的に学ぶにはぴったりの本だと思います。

おすすめのお金の教育②

お仕事・お給料制度です。

お手伝いをした時にお小遣いとして、お小遣いを渡すシステムをとられている家庭も多いと思います。

  • お手伝い → 仕事
  • お小遣い → お給料

として考えて、働いた対価としてお仕事が完了すれば、お給料を支払う方法です。

言葉を言い換えただけとも言えますが、「仕事」として依頼する、精度を高めて依頼した仕事が完了できれば「お給料」として渡すとお子さんに「労働の対価」を感じてもらいやすいのかなと思います。

お仕事依頼とするとお子さんも大人になった気持ちで、お手伝いとはまた少し違った気持ちで取り組んでくれるお子さんも多いかと思います。

少し難しいことを仕事として依頼すると良いかもしれませんね!

おすすめのお金の教育③

目的をもってお金を貯めて、使うことです。

お金を貯めて欲しいものを得ることで、「貯めること」「お金を使うこと」の喜びを感じてもらえるからです。

欲しいものがある時にそれを購入する・経験するにはいくら必要なのかなど、調べて、お金を貯めていきます。

毎月のお小遣いがある子はその中から貯める。定期的なお小遣いがない子はお仕事をしてみるなど、一緒に計画を立てていくといいですね。

紙に計画を書いて、目に見えるところに貼っておくと、「貯めるぞ!」とやる気も継続できると思います。

お金を貯める時に、お小遣い帳をつけることもおすすめです。家計簿と一緒です。目で見ていくらお小遣いがあるかわかります。

子どもの時から、お小遣い帳をつけることで、「使うこと」と「貯めること」の意識もつきやすいのでおすすめです。

キャラクターものを選べば、お子さんのやる気もアップしますよね!

また、貯金箱にお小遣いを貯めていくのも、簡単に始められます。中でも、ATMにそっくりな貯金箱もおすすめです。

LITHONマイATMバンク KTAT-004L

硬貨は音声で識別してくれます。子どもとATMにいくと子供が操作したがりませんか?

自分の欲に正直で、「貯める」ことが苦手なタイプのお子さんでも楽しんで、貯金できると思います。

お小遣い帳や貯金箱の活用でお金が貯まったら、貯まったお金で、お子さんが欲しかった物を「買う」経験をさせてあげると、お子さんと楽しみながら、「貯めること」「使うこと」の喜びを分かち合えます。

小学1年生の子供がお金を使いたいと言ってきたら?

お子さんが自分で貯めたお小遣いやお年玉を使いたいと言うこともでてきますよね。

お金の管理をお子さんに任せている場合、使い方に口出しすることは自らお金を管理したことにならないので、良くないと言われています。基本的には自由に考えさせて使ってもらいましょう。

ただ、使い方をアドバイスしてあげたり、お金を使う上でのルールを決めておくことは重要だと思います。

うちの子どもは、自分の欲望に正直なタイプなので、自由にさせてしまうと全部使ってしまうタイプです。ゲームセンターでクレーンゲームにお金をつぎ込み、何度、親子バトルが起こったでしょう…

そして、お金を使い切った後で、欲しいものを見かけて、「さっきお金全部使わなければよかった…」と後悔している姿を何度見かけたでしょう。

それはそれで、「我慢すること」を少し意識する経験になりました。

特に欲望に正直なタイプのお子さんは、事前にお金を使う時のルールを決めておくことがおすすめです。

  • 500円以上のお買い物は親に相談してから購入する。
  • ゲームセンターでゲームをする時は一日300円まで。
  • 自分のお小遣いでお菓子やジュースを買う場合一日300円まで。

など、お子さんの性格に合わせて、使い方もコントロールできるようなルール決めをしてあげましょう。

目的をもってお金を貯めている最中は、衝動的にゲームやお菓子にお金を使いたくなっても、「あと〇〇円でお金貯まるんだよね!」「おうちにあるお菓子食べようか?」など「貯めている」ことを思い出させる、声掛けをすると、我慢できるかもしれませんね!

また、何か物が欲しい場合、「欲しいもの」なのか「必要なもの」なのかを考えられる声がけはおすすめです。

必要なものであれば、購入すればいいと思います。

ただ、すぐに必要でないものであれば、本当に今、購入するべきなのか?同じようなものをもっていないか?誕生日のプレゼントでもらったらどうか?など、少し考えさせると、無駄遣いも減るのかなと思います。

特に必要なものなのか?ということを意識してお金を使うお子さんは、貯金に対しての意識が高まると言われています。

すべてをお子さん任せにするだけでなく、大事なお金です。上手に使えるようになるように、声がけしていきたいですね。

お金で叱るポイントは?

お小遣いの管理をお子さんに任せた場合、口出しすることはあまり良くないと言われていますが、悪いお金の使い方をしてしまう場合は別です。

  • おごってあげること
  • お金をかけて遊ぶ
  • お金の貸し借り

小1だとあまりシチュエーションとして少ないかもしれませんが、確認した場合、必ず注意しましょう。

こういったことは、子どもだけでなく、大人間でもあまり良くない事ですよね。特に子ども間でのこういった行為は友達関係にゆがみが起こってしまう可能性が高いからです。

上下関係がついたり、お菓子やジュースをおごらないと遊んでくれないなど、トラブルになります。いじめに発展する可能性も秘めています。

事前に防ぐためにも、お子さんにはお小遣いの管理を任せる場合は、親が一生懸命働いて稼いだお金ということを、しっかり理解させることが大事です。

お金は自分のために使うこと。そして、悪い使い方をしないように、おごりや貸し借りは禁止する話をしておきます。

ただ、話をしていても、おごりや貸し借りなど、悪い使い方をことがあるかもしれません。その場合はお子さんと話し合う機会を設けます。

ただ、駄目だという話を再度するより、してしまってどういう気持ちなのか聞いていくと、効果的です。

  • どうしてそういった状況になったのか?
  • おごったり、お金を貸してどんな気持ちになったか?
  • おごられた時、お金を借りてどういう気持ちになったか?
  • 自分のお小遣いが減ってどういう気持ちか?
  • お友達のお小遣いが減ってどういう気持ちだろうか?
  • 貸したお金が返ってこなかったら、どういう気持ちか?
  • お金を借りてどんな気持ちになったか?

など、その時の気持ちを深ぼりできる質問をしましょう。

きっとそういうシチュエーションにならないとわからなかった気持ちを感じていると思います。

お友達との間に違和感を持ったり、わだかまりを感じたことだと思います。その違和感やわだかまりが、悪い使い方を続けることによって、どうなっていくのか話をしていくと、悪い事をしてしまったと理解できると思います。

そして、改めて、お父さんやお母さんが一生懸命働いて稼いだお金なので、大事に使ってほしいことを伝えましょう。

きっと思いは伝わりますし、お子さんにとっても悪い経験を良い経験に変えることもできます!

冷静に話をしてみてくださいね。

まとめ

  • 小学生のお小遣い事情と渡し方
  • 小学校学年別のお小遣いとお年玉の金額と管理方法
  • 小学校低学年におすすめのお金の教育3点
  • 低学年のお金の使い方のポイント
  • 必ず注意するべき、悪いお金の使い方

今回は気になる小学生のお小遣い事情を調べてみました。

金額や渡し方はさほど重要ではないのかなと思いました。家庭の事情、お子さんの状況に応じた渡し方でいいと思います。

ただ、お金は生きている間は必ず必要になります。一生懸命働いて稼いだお金を手にしたら、どう使うのかということが大事だと思います。「労働の対価」ということがまだ子どもには感じにくいと思います。

そこをしっかりと伝え、貯めることや使うことの金銭感覚を身に着け、自分のために良い使い方ができるように、親がサポートすることが大事です。

特に小学校低学年のお子さんだからこそ、良いお金の使い方を身に着けられるように、教育していけたら安心ですね!

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