小学生になると、風邪をひいたり、何かの菌をもらってきたりと、何かと病院に行く機会が増えるものですよね。
そこで出される薬を飲ませるのに苦労しているお母さんも多いのではないでしょうか?
一度薬にマイナスのイメージを持ってしまうと、なかなかすんなりと飲んでくれないので困りますよね。
それなのに一日三回なんて言われると、ストレスでこちらが具合悪くなってしまいそうです。。
今回は、
- 子供が全然薬を飲んでくれない
- 粉薬ってどうやって飲ませればいいの?
- 錠剤がなかなか飲み込めない
などの子供の薬に関する悩みの解消するべく、薬をのませるコツをまとめましたので、是非参考にしてください。
小学生の子が薬を飲まないからイライラ!
小学生になると、行動範囲も交友関係も広がるからなのか、以前よりも風邪をひくようになったり、溶連菌にかかってみたり、インフルエンザにもしっかりかかって、しょっちゅう病院に行っている気がします。
そうすると大体3種類くらいは薬が処方されます。
甘いシロップのような薬が出されるときはいいのですが、これが粉薬だったときは大変です。
- 「まずいからいやだっ」
- 「苦いからいやだっ」
と逃げ回ってなかなか飲んでくれません。
口に入れても動くので、粉だと口から出てしまったり。
最終的には飲まないと治らないんだから早くしなさい!!と半泣きの息子に半ば強制的に飲ませる。。それが毎食後となると、お母さんのイライラは相当なものです。
子供が薬を飲むのを嫌がる理由はなぜ?
風邪をひいたら薬を飲む。大人にとっては当たり前のことですが、幼い子供にはどうしておいしくもないものを飲まないといけないのか、そもそも理由が理解できていません。
- おいしくないから飲みたくない
- なぜ飲む必要があるのかわからない
- 無理やり飲まされるのが怖い
- 具合が悪くて何も口にしたくない
子供が薬を嫌がる理由はさまざまです。一度嫌な記憶ができてしまうと、なかなかそのイメージは変えられません。
親は子供のことを思って、早く良くなってほしいからと願っているのに、子供側は嫌いな食べ物を無理やり食べさせられているという感覚なのかもしれません。
錠剤でも嫌がる理由は?
錠剤やカプセルは、小さい子供にはなかなか飲み込めないことが多いため、幼稚園くらいまでは処方されることはありませんが、小学生になると、錠剤が処方されることも出てきますね。
粉薬に比べると苦味なども感じにくいので、一見飲みやすそうな錠剤ですが、それでも嫌がる子もいます。
先輩ママたちの経験談を見ても、錠剤を飲めるようになったのは小学生の高学年になってからという人がとても多く見られました。
錠剤は口の中に貼りつきやすいので、水を飲んでも飲んでも薬がはがれずなかなか飲み込めないということ、大人でもありますよね。
飲みなれていない子供にはより難しく感じるのかもしれません。
それに、今までラムネや飴など、のどに詰まらないようによく噛んで食べなさい、と言っていたのが、急に噛まずにそのまま飲み込むのよ!と言っても、子供にはかなりハードルが高いですよね。
形が残ったまま飲み込むというのは怖いと思います。でも一度飲み込む感覚が分かれば、あっという間に克服できることが多いのも錠剤です^^
薬をスムーズに飲ませる先輩ママのアイデア5選!
服薬ゼリーに混ぜる
服薬ゼリーといえば、CMでもおなじみのおくすり飲めたね~♪ではないでしょうか?
龍角散 おくすり飲めたね

ゼリーに薬を包んで噛まずに飲むだけ。
苦味の強い抗生物質はぶどう味のゼリーに混ぜるとより苦味を感じてしまうので、チョコレート味を選ぶようにしましょう!
『おくすりのめたね~♪』のCMソングを歌いながら飲めてしまう子が多いんだとか^^
アイスクリームに混ぜる
苦味の強い薬を飲むときは、アイスクリームに混ぜるのもおすすめです。
特にチョコレート味は苦味を消すのに効果的と言われているので、チョコレートアイスは特におすすめです。
アイスを選ぶ時のポイントは乳脂肪分が高いものを選ぶこと。
身近なものだと、
- ハーゲンダッツ
- レディーボーデン
の2種を選べば間違いありません。
錠剤はストローで
錠剤を飲みこむのが苦手なお子さんにおすすめな裏技が、錠剤を口に入れてから、ストローを使って水を飲むこと。
コップで飲もうとすると、なかなか飲み込めないのが、ストローを使うとなぜかスルッと飲み込めてしまうんです!
私の息子もこの方法の方が飲み込みやすいと言っていました^^
お母さんも一緒に苦手な食べ物を食べてみる
これは私の経験談ですが、子供がどうしても薬を嫌がったときは、私も自分が嫌いな食べ物を食べて、どっちが先に飲み込めるか競争をしていました。
自分だけがおいしくないものを食べるのは嫌ですが、お母さんも目の前で嫌いな食べ物をがんばって食べているということで、嫌なことを共有していることが励みになるのか、まずーい!!と言いながらも楽しそうに競争していました。
子供って、家では好き嫌いしますが、学校でお友達と一緒だと苦手なものも食べられてしまうってこと、よくありますよね?
それと似ていますね。
とにかく褒める!!
子供ががんばって薬を飲んだときは、とにかくたくさん褒めてあげてください。
そして症状が改善したら、『がんばってお薬飲んだから熱下がったね!』など、薬の効果をしっかりと伝えて、薬を飲めばしんどいのが治るんだということを認識させてあげてください。
そうすることで、具合が悪いときは早く薬を飲めば早く楽になるんだということを理解することができます。
薬剤師さん直伝の子供の薬の飲ませ方動画がありましたよ!
参考にしてみてください。
それでもダメだった場合は。。。
お母さんががんばっても、どうしてもお薬を飲んでくれなかった時は、薬剤師さんに相談してみましょう。
- かかりつけ薬局
- かかりつけ薬剤師
というのをご存じですか??
病院で処方箋をもらって、なんとなく近くの薬局に行ってしまっているという方も多いと思います。
しかし、薬を受け取る薬局を一か所にしぼって、かかりつけの薬剤師さんを決めておくのは、薬の記録やアレルギー情報、飲み合わせについても細かくチェックしてもらえますし、子供の薬の好みを伝えておけば、同じ効能でも子供が飲みやすい形状で処方してもらうこともできます。
うちの息子も、いつも使っている薬局から声をかけてもらい、指名同意書を交わしました。
薬を渡してもらう時に、『これ飲んだらお咳も鼻水も止まるから、がんばって飲んでね』と声をかけてくれます。
私が同じことを言ってもイヤがるのですが、薬剤師さんから言われると黙ってうなずいていました。
かかりつけの薬剤師さんがいれば、薬のちょっとした疑問もすぐに聞くことができるので、小さいお子さんの場合は特に決めておいた方が安心できます。
薬剤師さんならではのお薬を飲ませるコツなども教えてくれるかもしれませんよ!
薬嫌いはいつまで続く?
薬の得意不得意は人それぞれ。大人になっても錠剤が飲めない人はたくさんいます。
私自身も粉薬は苦手です。一時期粉の漢方薬を飲んでいたのですが、まずすぎて本当にストレスでした。それでも飲めたのは効果が出るのを知っていたからです。
子供も同じで、同年代でも薬が飲める子は、飲む理由を納得できている子。
今は嫌がって飲ませるのが大変なこともあると思いますが、小学生にもなれば、薬を飲んだら体調不良が治ることは理解できてきます。
薬を処方されるとき、一緒にその薬の効能が書かれた紙を渡されますよね?
あれを一緒に見ながら、これは鼻水用だね、これは熱を下げてくれるんだね、と説明しながら飲ませるといいですよ^^
先日風邪をひいて薬をもらった息子に、『鼻水の薬、この間と種類違うね』と言われて驚きました!覚えているんですね~~
毎回顔をしかめながら飲んでいますが、薬を飲む意味を理解してからは、以前のように逃げ回ることはなくなりましたよ^^
日々溜まるママのイライラ、どう対処する?
子育てのイライラは薬だけに限りませんよね?
- 小学校に入って反抗的になってきた
- ゲームばかりやって勉強しない
- 朝の準備が遅くて毎日時間ぎりぎり
毎日毎日同じことを注意して、でも子供は思うようには言うことを聞かなくて。怒りすぎては自己嫌悪に陥る。これの繰り返しです。
子供はかわいいのに、なんで私毎日こんなに怒ってんだろ・・・子育てむいてないのかな・・・なんて落ち込むことありませんか?
大丈夫です。
みんな同じですよ^^
ちなみに、私は息子に無残と呼ばれています。鬼滅の刃を見たことのある人は分かると思いますが、鬼のトップですね^^;
お母さんがイライラする理由をざっくりまとめると、自分の気持ちを相手に分かってもらえないから。
- 自分も仕事をしているのに、帰ってから家事も育児もやるのは大変
→ 旦那に分かってほしい
- 子供のことを思って注意しているのに、全然言うことを聞いてくれない
→ 子供に分かってほしい
今は共働き世帯がほとんど。社員であれ、パートであれ、仕事をしているお母さんはたくさんいます。
朝起きて子供の準備をしつつ洗濯もして、自分の準備もして出勤する。帰ってきたら洗濯物を取り込んで、お風呂も入れて、夕飯の支度をする。
ソファーに座る時間なんてないんです!
大好きな韓流ドラマも全然進みません><
仕事や家事に追われて自分の心にも体力にも余裕がないから、子供にもすぐきつい言い方をしてしまうし、そんな言い方をしてしまうから、子供も素直に言うことを聞いてくれず、負のループです。
そんな日々が続いていた時のこのコロナ渦。
外出自粛も続き、家族で家にいる時間が増えた人も多いのではないでしょうか?
旦那さんも、今までいなかった時間帯の家の状況を知った人も多いはず。こんなに忙しく動いてくれていたんだと気づいてくれたらうれしいですよね。
私はこの機会に、『私は料理が大嫌いだ!!』と宣言しました^^;
幸い我が家は主人が料理が作れるので、家にいるときは作ってくれる機会が増えましたし、たまには買ってきたお惣菜を並べてもいいよね!と開き直れたり。
自分にとってストレスだったことが一つ減るだけでも、全然気持ちが違うんです!
自分が何にいっぱいいっぱいなのか、それを正直に伝えて分かってもらうところからスタートしてみてください。
鬼のような形相で忙しそうにしているだけでは、ただ不機嫌なんだと思われるだけで手伝おうとしてくれる男性は少ないようです。。
旦那さんには、まずは奥さんのイライラの原因や悩みを聞いてもらって、一つでも家事を手伝ってくれたり、先回りして子供に注意してくれたら助かりますよね。
自分の心に余裕ができると、子供にかける言葉も自然と変わってきます。
例えば、うちの息子は冷蔵庫から出した飲み物をすぐにしまいません。
「また出しっぱなし!!早くしまいなさい!!」と本当に毎日怒っていました。
息子はムスっとした顔でしまいにいきます。
それが、余裕があると、「また何か忘れてませんかね~??」という言い方に変わっていました。
すると息子はニヤっとした顔でしまいにいきます。
本当に少しのことなんですが、言う側の私も、言われる側の息子も、余計なエネルギーを使わず、嫌な気持ちにならず過ごせるようになります。
こんな日がどんどん増えていったらいいなと思っています^^
参考:病院に行くのもイヤイヤの場合の対処法は?
病院に行くと、診察室の前で泣いている子供を見ることがあります。
小さいときから予防接種などをしてきたこともあり、
病院=痛いことをするところ
というイメージを持っている子も多いのでしょう。
病院が苦手な子供には、怖い・痛いなどのマイナスなイメージの言葉はかけないように注意しましょう。
何をされるか分からない状況では怖がることは当然ですが、小学生にもなれば、内科検診などで聴診器をあてられたり、口の中を見られる機会もあるので、それと同じだよと説明してあげましょう。
まだお子さんが就学前で小さいのであれば、普段からお医者さんごっこ遊びをしていると、病院に対する恐怖心が軽減されることが多いそうなので、試してみてください。
まとめ
- 小学生になると風邪をひいたり菌をもらってくる頻度が急増!薬を嫌がるお子さんに悩むお母さんは大勢います。
- 子供が薬を嫌がる理由はさまざま。おいしくないということだけでなく、どうして飲むのか理解できてないことも。
- 小学生になったばかりの子供には錠剤はハードル高!高学年になってやっと飲めるようになったという声が多数。
- 服薬ゼリーやアイスを使って薬の味を消す方法や、褒めたり一緒になって嫌なことを乗り越える精神的な応援も効果大です。
- かかりつけの薬剤師さんを決めるのがおすすめ!薬の好みや飲ませ方も相談できます。
- 薬嫌いは大人になっても続く場合も。でも飲む理由を理解できれば嫌がりながらも飲んでくれるようになります。
- 仕事、家事、子育てに疲れるのはあなただけではありません!どれか一つでもいいから人に頼ること、手を抜くことで心の余裕を。
- 病院=痛いことをするところ、というイメージがついてしまい通院を嫌がる子もいます。どうして病院に行くのか、病院では何をするのか、ポジティブな言葉で伝えましょう。病院に行く経験を積むことで、徐々に恐怖心が消えていきます。
嫌いな野菜を食べさせるのと一緒で、苦い薬を飲ませるのは至難の業。でも、子供を少しでも早く楽にしてあげるためには必要なものです。
幼児のころは説明してもなかなか理解が難しいですが、小学生にもなれば、どうして病院に行くのか?どうして薬を飲むのか?だんだんと理解できるようになってきます。
決してマイナスな言葉は使わず、前向きな気持ちになれるように声掛けをしてあげましょう。
そして、がんばって飲めたときは思い切り褒めてあげてくださいね^^
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