小学1年生のゲーム時間はどうしてる?ルールは?学力との関係は?

最近では幼稚園生でも持っているのが当たり前になっているゲーム機。我が家も幼稚園の年中さんの時に誕生日プレゼントとしてあげました。

小さい子が何万もするゲーム機を持つなんて、まだ早いのではないか?と何度も考えましたが、周りのお友達が持っていると、どうしても興味が出てくるし、うらやましそうに見ている子供の顔を見ていると、買ってあげたくなってしまいますよね。

小学生にもなると、持っていない子の方が少ないように感じます。

日常的にゲームをするのが当たり前になる一方で、ゲームに熱中するあまり、他のことに身が入らなくなったり、お友達とのトラブルが発生したりと、親の心配は尽きません。

  • 他の家ではどれくらいの時間ゲームをやってるんだろう?
  • ゲームばかりして全然勉強しなくなったんだけど大丈夫!?
  • 目が悪くなりそうで心配。。

小学生の子供をもつお母さんたちが実践しているルールや、ゲームにまつわる心配事をどのように解消しているのかをご紹介します。

小学1年生のゲーム事情は?買い与えたのは間違い?

小学生にもなると、ゲーム機を持っている子がほとんどですよね?

放課後公園に集まってゲームをしている子供たちをよく見かけます。せっかく公園に来てるのだから、普通に遊べばいいのに・・・なんて思ってしまいますが、それだけ今の子供たちにはゲームをするのが当たり前のことになっているんだと思います。

ゲームは一日1時間までだよ!と親が言っても、一年生くらいだと夢中になると時間なんて全く見てない!ということも多いのではないでしょうか?

せっかくルールを決めても守られないことが多いので、やっぱり買わなければよかった・・・と後悔するお母さんも多いと思います。

ある調査では、小学生の所有率1位のゲーム機はニンテンドー3DSで、6割以上の子たちが所有。次いでSWITCHが2位で3割を超えています。

DSもSWITCHもゲームをするだけでなく、YOUTUBEで動画を見たり音楽を聴くこともできるんですよね。

自分が子供のころには想像もできなかったことが、今の子供たちには当たり前のことになっているんですね。

息子の周りは現在フォートナイトに夢中です。

男女問わず遊んでいるようで、オンラインでつながりながら連携プレーを楽しんでいるようです。大きなヘッドホンをつけながらゲームする姿は、もう大人顔負けです。

小学1年生の適切なゲーム時間は?

小学一年生の子供にはどのくらいの時間ゲームをさせてもいいものなのか?放っておくと飽きるまでやってしまうので、ある程度時間は決めておきたいですよね。

小学生に対する一日の平均的なゲーム時間の調査によると、

1位「1日1~2時間」(34.0%)
2位「1日30分~1時間」(31.3%)
3位「1日30分以内」(11.8%)
3位「毎日はプレイしない」(11.8%)
5位「1日2時以上」(11.1%)

出典:マイナビニュース

平日と週末でも多少差が出ると思いますが、ほとんどの子が1日1~2時間以内ということが分かります。

親としての本音を言うと、平日学校から帰ってきてから2時間もやられると、あっという間に寝る時間になってしまうなぁという印象。

私自身も身近なお友達の家も平日は1時間、週末は2時間くらいで時間を決めているお家が多いですね。

ゲームとのうまい付き合い方!ルールを決めよう

皆さんはゲームで遊ぶ上でどんなルール作りをされていますか?

ガチガチにルールで縛りつけてしまうと、子供も心から楽しめないし、かといってルールを作らないと親が止めるまでずっとやってしまう・・・

ゲームとうまくつきあっていくためには、どのようなルールが効果的でしょうか?

みんなが実践しているルールは?

  • 時間を決める
  • 宿題などやらなくてはいけないことを終わらせてから行う
  • 親の目が届くところで行う
  • 家の外には持ち出さない
  • 寝ながらやらない
  • 課金はしない

一方で、子供のゲームに関する保護者の悩みで多いのが、

  • 時間が守れない
  • 視力が落ちてきた
  • 親がいない間にこっそりやっている
  • 興奮しすぎて乱暴な言葉を使うようになった
  • 知らない人と通信していた

などが多く見られます。

ルールを作っていても、それをきちんと守るためには親子でしっかりと話し合う必要がありますね。

我が家のゲームルールは、

  • 宿題と勉強は必ず先に終わらせる
  • 平日は1時間以内、週末は2時間まで可
  • 家の外に持ち出し禁止(親と一緒に出かけるときは可)
  • 友達とオンラインゲームをするのは次の日学校が休みの金・土曜日のみ

としています。

これを守れなかったら、SWITCHは没収だよと言ってあります。そして実際に没収したことは何回もあります。

小学校低学年のうちは、ルールがあることはわかっていても、やりたい!!という気持ちに勝てず、ルールを破ることが多々ありましたが、そのたびに例外なく没収していました。

中学年になると、ルールをしっかり理解してきますし、自制心も出てくるので没収することは少なくなりましたね。

ルールを守らなかった場合はペナルティは必要?

お友達のママと話していても、「うち今SWITCH没収中だから」このフレーズ、本当によく聞きます(笑)

うちだけじゃないんだなぁと。。

なんでもかんでもペナルティを課すことがいいとは思いませんが、

  • 約束を守らない人は誰にも信用してもらえなくなる
  • ルールを破れば罰を受ける

ことは子供にもしっかり教えなくてはいけないと思っています。

うちの息子は今お友達とオンラインでフォートナイトをするのにハマっています。

バトルゲームということで、最初は気が進まなかったのですが、仲のいいお友達がみんなでマイクで話しながら遊んでいるのに一人入っていけない息子を見ていて、主人と話し合い、しょうがないね、やらせてあげようとヘッドホンとマイクを買ってあげました。

一般的なソフトで一人で遊ぶときと違って、お友達と遊んでいるので止めるタイミングが非常に難しい!!

きりがいいところで止めなさいと言っても、なかなかそのタイミングが来ないので、待っているこちらがイライラ・・・

お風呂の時間もごはんの時間もどんどん遅くなってしまうので、時間を気にしなくてもいいように、オンラインゲームは金・土曜日のみという約束をしたのです。

ところがある日、私が体調が悪くリビングで横になっていたところ、何やら息子がこそこそ二階に上がっていったのです。

小声で話していましたが、ゲームをやっているのは明らかでした。

その場ですぐに取り上げることはしませんでしたが、しばらくして下りてきた息子に『スイッチ返して。理由はわかるよね?』と言うと、無言でうなずき素直に渡しました。

なぜスイッチを没収されたのか?

息子も自分がいけなかったということを分かっているので、言い返すこともなかったんだと思います。

ルールを設定するときに大事なこと

親からルールを押し付けないこと。

親に押し付けられたルールよりも、自分が設定したルールの方が守られる率が高い!

親からある程度の条件を提示してあげて、その範囲内で子供が自分でルールを決めた方が効果的です。

ペナルティーは必ず実行すること。

ルールと一緒にあらかじめペナルティーを決めておくこと!そして、ルールを破ったときは必ずそれを実行することが大切です。

極端な【ゲームを捨てる】などのペナルティーではなく、実行可能な現実的なペナルティーにしておくことがポイントですよ。

自分が納得して設定したルールとペナルティーであれば、想像しやすいので、守ろうとする確率がぐっと上がります。

それでも守れないことが続いて中毒性が出ているのであれば、一度ゲームと距離を置かせることも方法です。

最初は泣いたり暴れたりして抵抗するかもしれませんが、小学生のうちから中毒症状が出るのは問題ですよね。

ゲームに触れない代わりに、今までゲームに費やしていた時間に親子で他の遊びをしたり、会話を増やすなど、向き合う時間を増やす努力をするようにしましょう。

ゲームと学力は関係ある?

ゲームばかりやっていると、学力が低下するというのをよく聞きますが、それは本当なのでしょうか?

ある調査によると、ゲーム時間が一日一時間までであれば、何もしていない子供よりも成績がいいという結果が出ているんです。

また、一日3時間以上ゲームをする子は、学力の低下が明らかでした。

これはどうしてなのか??

ゲームをすることが学力を上げているのかというと、そうではなくて、もっともっとゲームをやりたい!という気持ちを抑えて、1時間で止めることができる。

この自分をコントロールすることができる子は学力が高いという調査結果が出ているんです!

さらに、ゲームをする時間を家族が決めるのではなくて、自分自身でルールを決めていた子の方が進学率が高かったという結果も出ています。

実際、現役東大生に聞くとゲーム好きが多数!!

ゲーム=頭が悪くなる

親の私たちはすぐにここに結びつけてしまいそうになりますよね。

でも、ゲームの世界の中でも仲間との連携や、自分自身のレベルアップなど、現実世界でも応用できる経験を身につけることもあるんですよね。

息子を見ていても、意外とリーダーシップがあるんだな~とか、男女隔てなく仲良く遊べるんだな~など、今まで知らなかった一面を見ることもしばしばなんです。

大切なのは、やることはやる。ゲームも楽しむ。

自分の気持ちをコントロールするということは、正直小学一年生にはまだまだ難しいところもあると思います。

親子でルールを話し合い、それを守るために親からの声掛けを続けて癖づけていくことが大切ですね。

ゲーム依存症になるとどうなる?

幼少期からのゲームの使用や、時間関係なくオンラインで誰かとつながることが当たり前な今、依存症は大きな問題になってきています。

2019年にWHO(世界保健機構)がゲーム障害を疾患として認定したんです。

  • ゲームをする時間などを自分でコントロールできない
  • ゲーム以外のできごとや関心ごとの優先度が低くなる
  • 日常生活に支障をきたしてもゲームを優先する

これらを満たした状態が12か月以上続くことを、ゲーム障害と呼びます。

日本でも近い将来、診断基準が設定されて疾患として治療が始まるそうですよ!

では、子供のゲーム依存はどのような状態のことを言うのでしょうか?

  • ゲームを取り上げると大暴れする
  • 終わりにしなさいと言っても全然やめない
  • 気づくとすぐにゲームに手が伸びている
  • ゲームのせいで以前興味を持っていたことに全く関心がなくなる

子供がゲームに依存する理由は、すべてゲームにあるとは限りません。今の生活の中で、他に興味を持てることがないことが原因かもしれません。

  • 子供が話しかけているのに、聞き流していませんか?
  • 今子供が何に興味を持っているのか知っていますか?
  • 今日一日にあったことをきちんと会話できていますか?
  • 自分が忙しいとき、ゲームでもやってて!なんて言ってませんか?

思い返してみてください。お父さんは休みの日いつもケータイでゲームをやっている。お母さんは何時間もyoutubeを見ている。

こんな姿を見ていたら、子供は自分もやっても大丈夫だろうと思うでしょう。子供に制限をかける前に、親の私たちも見直す点は多々ありそうですよね。

ゲームに依存している状態の子供から、強制的にゲームを取り上げても、効果は期待できません。

ポイントは、ゲーム以外のことに興味を向けさせるということ。

何か習い事を始めてもいいですし、親子で外に遊びに行くのもいいですね。

遊びに誘ってもすぐにはのってこないかもしれないですよね^^;そんなときは、親子で一緒にゲームをするのもよいですよ!

  • 今子供がどんなゲームに興味を持っているのか?
  • やっているゲームが安全なものなのか?

をチェックすることができますし、知らない人と通信することの危険性や課金について教えてあげることもできます。

同じゲームで楽しみを子供と共有することができれば、これが終わったら一回終わりにしようね。と自然に導くことができるんじゃないかと思うんです。

子供も一方的に言われるよりも、聞き入れやすいですよね。

今のゲーム機は見守りシステムがついていて、親が時間の制限などをできるようになっているものが多いですが、できればそんな機能を使わずに子供が自分でコントロールできるようにしていきたいですよね。

ゲームがきっかけでeスポーツやプログラミングに興味をもったら?

最近よく聞くeスポーツってなんなんでしょう??

Wikipediaで調べてみると、

コンピュータゲーム(ビデオゲーム)をスポーツ・競技として捉える際の名称である。

と記載されています。

簡単に言うと、ビデオゲームを競技的に楽しんじゃおう!というもの。大会も多く開催されていて、なんと賞金が数億円という大会も!!

大会で実績をつんでいけば、スポンサーがついたり、プロのライセンスを取得することも可能です。

ここまでいけるのであれば、ゲームも悪くないかも・・・なんて勝手な考えも出てきます^^;

海外では、eスポーツの分野でも国がアスリートとして認めて、ライセンスを発行するなど、かなり認められているようです。

日本では、まだまだ娯楽という印象が強いのですが、2020年のeスポーツ市場の規模は前年比103%という結果が出ていて、2023年には、さらにその二倍以上に拡大すると予想されています。

プロのゲーマーにはならなくても、eスポーツの制作側であれば、これから需要は高まることが期待できますよね。

2020年度から、小学校でのプログラミング教育の必修化も始まりました。

せっかくゲームへの関心が強いなら、それを強みにして、小学生のうちからプログラミングを勉強しておくというのも、将来武器になるかもしれません。

子供におすすめのプログラミング講座

Z会のプログラミング学習

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Z会なら自宅でのプログラミング学習を通して、未来に役立つ力が育ちます。子ども一人でも取り組める講座を準備しております。無料の資料請求で各講座のパンフレットに加え、「プログラミングの学び方」がわかる限定冊子を無料プレゼント!なくなり次第終了ですのでお早めにご請求ください。

月額1,980円(全3回)

プログラミング教育HALLO

プログラミング教育HALLO|小学生・中学生・子ども向けのプログラミング教室
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月額14,850円(月4回)

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イベントのご案内 | 小学生・中学生のためのプログラミング教室|プロ・テック倶楽部
プロ・テック俱楽部では夏休みや冬休みなどの長期休暇や祝日などを利用したプログラミングイベントを開催しています。会員はもちろんのこと、会員以外の方も参加できます。

9,900円(2.5時間)

無料でできるプログラミングのプログラム、スクラッチ

Scratch - Imagine, Program, Share
Scratch is a free programming language and online community where you can create your own interactive stories, games, and animations.

動画で遊び方も紹介されています。

まとめ

 

  1. 小学生のゲーム機保有率は6割超え。フォートナイトなどオンラインで友達とつながることが当たり前に。
  2. 小学生の1日のゲーム時間は1時間以内が最多。ゲームを持った時から、長時間プレイしないように癖づけましょう。
  3. ゲームを持ったらルールとペナルティーをを子供と一緒に決めることが大切。宿題やお風呂、食事の時間など、日々の生活に支障が出ないようにあらかじめやらなくてはいけないことを先に終わらせてから遊ばせるようにしましょう。
  4. もしもルールを破ったときは、必ずペナルティーを実行すること。約束を守ることの大切さを教えましょう。ゲーム機を捨てるなどの極端なペナルティーはNG。親が約束を守れなくなってしまいます。
  5. 1日に何時間もゲームをしている子は学力低下が明らか!一日1時間までであれば、逆に学力がアップする子も多数。やりたい気持ちをコントロールして抑えられる子は学力が高い。
  6. ゲームをやめさせると怒る、他のことに関心がなくなるなどの状態は、ゲーム依存症になりかけているかも。無理やりやめさせるのではなく、他のことに興味が向くように親のサポートが必要です。
  7. eスポーツの発展で、プログラミング力は強みになる!!子供向けのプログラミング学習講座も増えています。無料で遊べるプログラミングソフトもあります。

どうしても悪いイメージがつきやすいゲームですが、遊び方を間違えなければ、楽しい時間を過ごせて、新たなひらめきが生まれたり、お友達との絆も深めてくれるものになります。

そもそも子供にゲーム機を買い与えたのは親の私たち。。

ゲームにはまりすぎないように、極端に依存しないように、最初のルール決めが肝心になります。

子供とよく話し合いながらルールを決めて、守っているときは文句は言わずに見守る努力も必要ですね!

ゲームが好きな我が子がいつかeスポーツで大活躍する日が来てしまうかも!?

子供も親もストレスなくゲームを楽しめるといいですね^^

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