小学一年生の男の子って、どんなイメージ?
「元気で明るく活発な子に育てなきゃ!」なんて思いながら、日々奮闘しているママにとってピンチ到来か!?最近、「息子の様子がおかしいな・・・」、あれ?これってまさか?
我が子がどうやらクラスメイトの子から意地悪をされているらしい。息子からのSOS!
「学校でこんなことを言われて傷ついた。」、「●●君がこんなことをしてくるから困ってる。」etc
ここはママの出番、なんとか息子の笑顔を取り戻さなければ!!
息子と二人三脚で頑張っている新米ママさん必見!一年生になる男の子が意地悪をされるようになった時の理由と対処法をご紹介します。
一年生になる男の子が意地悪をされるようになった!
子どもが嫌がる意地悪行為とは何か?どんな意地悪が多いのか?
よく相談に上がるのは、このような行為です。
- 悪口を言う
- コンプレックスに感じていることを大袈裟に言う(容姿や体質のことなど)
- 物を横取りする、乱暴に扱う
- 叩く、蹴るなどの行為
- 無視する、仲間外れにする
意地悪をする子供の心理や特長は?
意地悪をする子は、なぜ意地悪をしてしまうのでしょうか?
子どもの心理状態は常に変化するものですが、意地悪をしてしまう子の特徴をいくつかあげてみます。
人より優位に立ちたい
グループの中で一番でいたい、中心的な存在でいたいという気持ちが強い子。勉強や運動、その他いろいろな活動の中で得手不得手が分かりやすく出てくる年代です。
一番になりたいのになれないモヤモヤとした感情「劣等感」や、自分が優位に立ちたい場面で自分より上位の子に対するイライラとした感情「嫉妬」という気持ちが上手くコントロールできず、意地悪をしてしまうタイプ。
支配欲・独占欲が強い
相手を従わせようとする子。
クラスの中でグループ活動をする際に、「これをやっておいて!」、「あれ持ってきて!」など指示をすることが多く、自分中心に思うように事を進めたいという気持ちが強い。
思い通りにならにと怒ったり怒鳴ったりしてしまうタイプ。また、特定の子と親しくしていて、その子が他の子と仲良くお喋りしたり遊んだりしていると引き離そうとするなど独占欲が強い場合もある。
情緒不安定
自分の感情コントロールが上手くできない、なんとなく心が落ち着かない、常に不安な気持ちが強いなど、心が安定していない状態の子。
上手く言葉で気持ちを伝えることが苦手で、言葉より先につい手が出てしまったり、物に乱暴に当たったりしてしまうタイプ。
意地悪をされてしまう子供の特長は?
それでは、逆に意地悪をされてしまう子供の特長はどうなのでしょう?
なぜ意地悪をされてしまうのか?
自己肯定感が弱い子
自分に自信がなくて、「どうせ僕なんて・・・できない、ダメだ・・・。」と否定的な考え方をしてしまう子。
はっきりと自己主張することが苦手で、「どっちがいい?」という選択にも即答できなかったり、「どう思う?」、「何して遊びたい?」という意見を求められる場合もモジモジしてしまうことが多い。
真面目に捉えすぎてしまう子
いろいろな場面で何事も真面目に考えすぎてしまう子。
「あんなことを言ってしまった自分が悪いんだ・・・。」と、自分自身を責めてしまったり、周りの状況を先の先まで考えたり、空気を読みすぎてしまうことが多い。相手に対しても気を使いすぎて消極的になる。
目立つ子
良い意味でも悪い意味でも、集団の中で人より目立つタイプの子。
人より背が高い、低い、細い、太いなど容姿面で目立つ場合、何かのきっかけでからかわれたり、容姿に対するあだ名がついてしまったりすることも多い。
また、見た目がかっこいい子、可愛い、スタイルがいいなども嫉妬の対象になることがある。
子供だけで解決させるべき?親のサポートはどこまで?
親としてどのような対応をするのが正解?子供だけで解決をさせるべきか?
小学一年生という段階は、まだ「ヒト」として成長途中!
子どもの脳はまだまだ発達段階で、限界や抑制が効かない状態です。これは意地悪をしている子も、意地悪をされている子も同じ、どちらも発達段階の子どもなのです。
上手に親が介入しサポートしていくことがベスト!
まずは子どもの話をしっかり聴く
子どものは信頼している親にきちんと理解してもらえることで安心します。
自分の味方でいてくれる、いつでも話を聴いてくれる存在が身近にいるということがまずはすぐにできる最大のサポートになります。
安心できる場所の確保
家庭内でも、祖父母の家でも、学校以外で過ごしている習い事や地域施設でもどこでも大丈夫なので、我が子が安心して過ごせる空間を確保しましょう。
心穏やかに落ち着いていられる場所があることで安心できます。
相手の親にクレームをしたい!
我が子の言い分をしっかりと聴いた上で、相手の親御さんとも相談したほうがいい、意見を伝えたいという場合も出てきます。そんな時に、どのように伝えるべきか?先生を交えたほうがいいのか?親同士で解決できる?
子どもも同伴すべき?正しい解決方法をご紹介します。
まずは学校の先生に相談
意地悪された事実が確認されたら、いきなり相手の親御さんにクレームを出すのではなく学校の先生に相談するのがスムーズです。
学校や担任の先生と連絡を取りながら、事実確認を進めた上で今後の対応方法を話し合うことが円滑に解決する近道となります。
その際は、可能であれば子ども同士も一緒に同席することが理想です。
それぞれの言い分を責めるのではなく、しっかりと聴いて受け止めてあげることが大切。くれぐれも感情的になりすぎないよう注意!
意地悪な子供とクラスを一緒にしてほしくない!
学校や相手の親御さんとも話し合いが整い、まずは一件落着・・・とはいっても、日にちが過ぎるとまた意地悪が再開するのでは?と心配になる方も多いはず。
名指しで同じクラスになりたくない子を先生に伝えるのはあり?なし?要望はかなえてくれる?どのように先生や校長に伝える?
クラス編成はケースバイケース
そもそも学年で1~2クラスしかない少人数の場合や、沢山の親御さんから要望をいただいた場合は全て聞き入れることは難しい等、当然ですがクラス編成に関する希望が通るか通らないかはケースバイケース。
もちろん先生方も毎年のクラス編成には慎重かつ丁寧に時間をかけて取り組んでいます。
どうしても名指しで伝えたいという場合も、絶対に叶えてほしいというという伝え方ではなく考慮していただきたいくらいの気持ちで相談してみましょう。
そもそもクラス編成だけで意地悪はなくなるのか
同じクラスになりたくない子とは、無事クラスが離れた。それで全てが解決でしょうか?また、違う子から意地悪される可能性がゼロとは言えません。
もしくは、意地悪してきた子と仲良しになるという可能性もゼロではありません。クラス編成だけにこだわらず、我が子の日々の言動や少しの変化にも気づけるよう親としてもサポートし続けることが大切です。
この先、大人の社会でも相性が合う人、合わない人が出てきます。今は、まだまだ社会にでる練習期間、大人に擁護されながら人間関係についてもいろいろな経験をしながら成長していく期間です。その都度、適切な対応をしながら、我が子の人間力をつけていけるといいですね。
フォローが大事!子供へのサポートはどうする?
ここまで意地悪をされた子への対処法をご紹介してきましたが、正直、どの方法が絶対に正解で、どの方法は不正解と簡単に答えがでることではありません。
一番大切なことは、意地悪された子へのフォローです。
- 否定しないで聴いてあげる
- 共感してあげる
- いつでもあなたの味方だよと伝える
この3点は、意地悪をされたときに限らず、子育てをしていく上で大切にしていただきたいことばかりです。
これを心掛けて子どもと接していれば、意地悪をされたことを親にすぐに相談しやすい親子関係が築けるはずです。
例えば、意地悪された子と一緒にまた遊びたいなどと言ってきたり、意地悪された子への気持ちの変化にも気づきやすく、対応やアドバイスもしやすくなってきますね。
子どもが、「今、何を望んでいるか」を気づいてあげることも「親力」です。
意地悪に負けない男の子になるには?
この先、どんな状況でも、嫌なことを言う人や意地悪をする人に出会うことはあるでしょう。
そんな時、意地悪をする相手を変えるのは難しいです。それならば、自分が変わっていくほうが楽!自分自身は変われるのです!!
意地悪に負けない、心の強い男の子になるには?
成功体験を積む
「僕はこんなことができるよ!」、「これなら誰にも負けない!」という強みを持つこと。そこから、少しずつ成功体験を積んでいくことで自信がついていきます。
気づいたら強い心を持った自分に変わっていけるはず!
野球やサッカー、水泳などのスポーツを通じての成功体験や、そろばん、将棋、プログラミングなどコツコツと積み重ねて学び続けることにより獲得できる成功体験等その子が興味を持ちそうなことを、おもいっきり打ち込める環境を用意してあげましょう。
ここは、すぐに結果を望んではいけません。我が子の可能性を信じて見守ることが大切です。
環境を整える
安心できる場所、何でも相談できる親子関係、子どもが伸び伸びと生活できる環境を整えてあげることです。
子どもは10歳くらいまでに育った環境の中で学んだこと、経験したことが、自然と心の根底に根付いていくものです。
「強い心の男の子」を育てるという、親の心構えも大切です。
まとめ
【一年生になる男の子が意地悪をされるようになった!】
よくある意地悪って何?
- 悪口を言う
- コンプレックスに感じていることを大袈裟に言う(容姿や体質のことなど)
- 物を横取りする、乱暴に扱う
- 叩く、蹴るなどの行為
- 無視する、仲間外れにする
【意地悪をする子供の心理や特長は?】
- 人の優位に立ちたい
- 支配欲、独占欲が強い
- 情緒不安定
【意地悪をされてしまう子供の特長は?】
- 自己肯定感が弱い子
- 真面目に考えすぎてしまう子
- 目立つ子
【子供だけで解決させるべき?親のサポートはどこまで?】
小学一年生という段階は、まだ「ヒト」として成長途中!
- まずは子どもの話をしっかり聴く
- 安心できる場所の確保
【相手の親にクレームをしたい!】
- いきなりクレームはNG!
- 学校の先生にまずは相談してみよう。
【意地悪な子供とクラスを一緒にしてほしくない!】
クラス編成はケースバイケースなので、子どもへのサポート方法を考えていこう!
【フォローが大事!子供へのサポートはどうする?】
- 否定しないで聴いてあげる
- 共感してあげる
- いつでもあなたの味方だよと伝える
【意地悪に負けない男の子になるには?】
- 成功体験を積む
- 環境を整える
心の強い男の子、そしてメンタルの強い大人へと成長する過程にはこの先も多くの壁があるはず!ひとつひとつの出来事に一喜一憂しすぎることなく、長い目で見る心のゆとりも必要です。
親も子どもによって育てられることがたくさん。親である自分自信の心の声にもしっかり耳を傾けながら、すべての課題に向き合う際には「一緒に成長していこう!」という気持ちも大切ですね。
ちなみに私も子育て中はこんな本との出逢いにも救われましたよ!
「心の強い男の子の育て方-10歳までにしっておきたい!」 和田秀樹 (著)
※Amazon等でも購入できます。
いろいろな考え方、心の持ち方、ふっと手に取った本の中でヒントになる言葉が見つかった瞬間、心がふわっと軽くなるってこともありました。
皆さんも自分に合った心のほぐし方を見つけて、お子さんと笑顔の時間を増やしていけるといいですね。
最後までお読みいただきありがとうございます。この記事で、少しでも多くの皆さんが前向きになれたのであれば幸いです。
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