【保存版】朝顔観察日記1年生らしいまとめ方のコツと観察ポイント!

朝顔の観察日記と言えば、小学校1年生の自由研究などでポピュラーな課題です。

しかし、意外に難しく、小学校1年生にとって、朝顔を育てて観察し、さらに絵と日記を書くということは、実はかなり至難の業です。

うちの子供が朝顔の観察日記をするときに、「小学校1年生の子供が1人でできないのに、なぜ小学校1年生で朝顔の観察日記を子供にさせるのだろう?」と私は思いました。正直、親も面倒くさい課題です。

しかし、一緒にやっていくうちに結果的には、朝顔の成長とともに子供の成長に気付くことができたり、朝顔の育て方や育ち方、朝顔の歴史や、なぜ小学校1年生の子供が朝顔の観察日記をした方がいいか?などのメリットがあることを学ぶことができました。

この記事は、私が小学校一年生の子供と一緒に朝顔の観察日記をしたときに、気付いたことや、役に立った知識、学んだことなどを紹介します。小学校1年生のお子さんがいらっしゃるママさん方には役に立つはずです。是非、読んでみて下さい。

朝顔の観察日記をつける意味は?

朝顔の観察日記は主に

  • 朝顔を育てる
  • 毎日観察をする
  • 絵と日記を書く

と、要点だけ言えばこの3つなので簡単そうに見えますが、実は、やらないといけないことや考えないといけないこと、工夫しないといけないことや辛抱しないといけないことなどたくさんあります。

その結果、親子共々が学ぶことが非常に多い課題になるのです。

なぜ朝顔の観察日記を1年生で行うの?

朝顔は意外にデリケートなので、ただ種をまいて水をやるだけでは枯れてしまいます。しかし、少し工夫をすれば育ちやすい植物で、小学校1年生が植物を育てる中では、育ちやすい植物です。植物を育ててその過程も含めていろいろ学ぶには、うってつけの植物なのです。

また、朝顔は、文部科学省が、毎日世話を続けることで多くの気付きがある植物であると称している程です。植物を育て、その成長の過程で多くの気付きを見出しやすい植物の1つが朝顔であり、小学校1年生の教材に選ばれる理由になっています。

どのような力が身につく?

  • 朝顔を育てる
  • 毎日観察をする
  • 絵を描く

と主な要点から1つずつ説明します。

朝顔を育てる

朝顔を育てる為には、土づくりから始め、毎日の水やり、置く場所、時折やらないといけない肥料、水やりできない時の工夫、など様々な対応が必要になります。そこでまず、植物の育て方の初歩を学び、毎日水やりをすることの続力や忍耐力を学び、朝顔を育てる為の工夫をするという事などを学びます。

そして、「自分が育てる」という責任感も芽生えます。

毎日観察する

毎日、水やりの時だけでもいいので観察を続けます。そこで水やりをする継続力や忍耐能力に加えて、小さな変化にも気付く感受性が身につきます。

観察して日記を書く

学んだ感受性を表現するときに、「絵」という画像での表現方法と、「日記」という文字での表現を利用します。言い換えれば、子供が感じたことを相手に伝える為の能力を学べます。

朝顔を上手に育てるコツは?

育ちやすい植物ではあるのですが、意外にデリケートで、ただ種を植えて水をやるだけでは枯れる可能性が高いです。

簡単なのですが、きれいな花を咲かせるためには少し工夫が必要ですので、上手に育てるコツをお伝えします。

1年生が朝顔を上手に育てるコツは?

小学校1年生が一人で最初から最後まで、朝顔を育てるのは正直無理があります。

親がポイントを抑え、上手くい誘導してあげて下さい。例えば、水やりを子供にさせたり、肥料を子供にやらせたりして、うまく誘導しながら、「子供が自分の力で育てた!」と思えるようにサポートして下さい。

でも、大人でも朝顔を育てたことのない人や、育てたことがあっても忘れてしまったりして、よく分からない方も多いと思います。ですので、上手に育てるコツをお伝えします。

水をあげるタイミングは?

時間帯で言えば日が昇る午前10時までにあげます。

日が昇ると気温がぐんと上がるので、昼間の熱い時間帯に水をあげると、土に含まれる水分の温度が40℃くらいまで上がるため枯れてしまいます。ですので、朝の間に水やりをします。

雨が降った次の日などはどうするか迷ってしまいます。

その場合は、土が乾燥しているか確認をします。土の表面が乾き、白っぽくなっていたら水をあげて下さい。朝に土が湿っていても、昼に乾燥していた場合は、日が沈む夕方以降に水やりをします。

枯らさないようにするための注意点は?

  • 半日陰に置く
  • 肥料をあげる
  • 摘芯する

と、水やりの時間帯の注意に加えて主にこの3つです。簡単に説明していきますね。

半日陰に置く

1日中日が当たる場所に朝顔をおいていると、日差しの強さで暑すぎて枯れてしまう場合があります。1日の内に半分ほどしか日に当たらないような場所において、適度な温度を保つ必要があります。

肥料をあげる

たくさんのきれいな花を促すためには肥料が必要です。

植える前に、土にリンを含んだ肥料を混ぜます。その後に大体3週間後ぐらいに追肥をします。液体肥料であれば目安として7日程度、固形肥料であれば1ヶ月程度に1回です。購入した肥料の説明をきちんと読んで、支持を守ることが大事です。

摘芯する

朝顔の葉が10枚くらいになった頃に、ツルの先を切ります。

そうすると、ツルの途中からたらしい芽がでます。ツルが多いと、伸びが悪くなったり、栄養不足になり花付きが悪くなります。そうならないように、元気なツルだけを残して、他のツルを切ることを適心と言います。

摘芯することで、花がたくさん咲くようになります。

朝顔の観察日記の準備

朝顔の観察日記に限らずですが、何事を始めるときにも、まず準備が大事です。

ですが、朝顔の観察日記を始めるときに何を準備すればいいのか、初めての方は分かりませんよね。まず、揃えないといけない道具や、必要な色、絵を描くのに便利なものは何か?などを説明します。

朝顔の観察日記に必要な道具は?

小学校から種を子供が貰ってくるならいいのですが、もし種を買わないといけない時は、種から購入しないといけません。

地植えでも鉢植えでも支柱が必要になります。肥料も必要になります。Amazonで種や鉢、支柱や追肥など一式購入できますので、リンクを貼っておきますので、必要な方は参考にしてください。

朝顔の種

Amazon | タキイ種苗 朝顔 松風 | 花

鉢や支柱、肥料

Amazon.co.jp: アーテック マルチラクラク給水あさがお支柱付DXセット 2942 (03124838-001) : DIY・工具・ガーデン

また、学校で決まった形式のノートがあればいいのですが、ない場合はどのようなものがいいか迷いますよね?

朝顔観察日記のノートもAmazonで購入できますので、こちらも参考にしてください。

朝顔観察日記のノート

Amazon | ショウワノート ジャポニカ学習帳 絵日記 マス JL-45 | 文房具・オフィス用品 | 文房具・オフィス用品

後は、絵を描いて色を塗るための色鉛筆やクレヨンなどです。

必要な色は?

小学校一年生が色を塗る時には、淡い色などよりも、濃いはっきりとした色をおすすめします。観察日記の絵は、教室や廊下に張り出されることが多いです。濃い色の方が見栄えがしやすいです。

そこで必要な色としては、茶色(土)、緑(茎と葉)、青やピンク(花に合わせて)と基本的にはこの3つがあれば大丈夫です。その色を基本にして、サブの色として、黄緑や薄茶色など淡い色を足していけば大丈夫です。

24色や50色などの色鉛筆やクレヨンなどがありますが、12色あれば十分です。色が多いと、子供は迷いすぎて、こだわるどころか逆に、適当に選んでしまいます。まだ小学校1年生ですので、シンプルな色で色彩感覚を学ばせてあげて下さい。

おすすめは色鉛筆?クレヨン?

色鉛筆がいいか?クレヨンがいいか?迷いますよね。

基本的には子供が好きな方、慣れている方でいいので、どちらでもいいですが、私は色鉛筆をおすすめします。何故なら、小学校からは、クレヨンを使う機会より色鉛筆を使う機会の方が増えるからです。

幼稚園や保育園はクレヨンが主流でも、小学生は鉛筆が主流になります。ですので、クレヨンでしか色塗りをしてこなかった子供も、どのみち色鉛筆に慣れさせる必要がでてきますので、朝顔の観察日記を機に色鉛筆を使う練習もしましょう。

朝顔の観察のポイントは?

どのポイントを見て観察をする?

簡単に言えば、「変化」がポイントです。

常々少しずつ変化はしているのですが、子供と一緒に見ながら、何処に変化があるかを子供訪ねて、分からない時は「土が盛り上がってきたね。」「ツルが昨日よりも少し伸びているね。」などと、子供の気付きを促しましょう。

観察する時間帯は?

観察する時間は、朝に水やりをするタイミングがいいです。

観察をする時間を決めても、観察だけの時間だけだと、ほとんどの子供は守ることができません。しかし水やりは、ほぼ毎日やらないと枯れてしまうので、ほとんどの子供が守ります。ですので、そこで、観察をすれば一石二鳥です。

毎日観察できない時は?

ただ、毎日観察する必要はありません。毎日観察するにこしたことはないのですが、基本的に観察日記は「変化に気付く」ことを目的としていますので、観察自体は例えば2日や3日に1回でも特に問題ないです。

ただ、毎日水やりは必要ですで、そのついでに毎日していた方が、よりいいですね。

それよりも、旅行に行くなどで、毎日必要な水やりが出来ないことの方が問題です。ですので、旅行で水やりが出来ない時の対策をお伝えします。

旅行で水やりが出来ない時は?

1泊2日の旅行であれば、朝一番に水をやって、その後に受け皿に水をためます。直接日が当たらない場所においてあげれば、特に問題ないです。

2泊3日ぐらいの場合は、大きいペットボトルに水を満タンにして、ガーゼをひも状にして、そのガーゼをペットボトルの水につけ朝顔の横に置きます。そのガーゼを朝顔の土にの上に置いて下さい。そうすると、自動的に水やりができます。

朝顔の観察日記の一年生らしい描き方は?

小学校一年生ですので、全体的にきれいに描くことはもちろん難しいです。

また、観察日記の目的は「変化を観察する!」ですので、基本的には変化したところを絵も日記もクローズアップして書くようにしましょう。

芽が出た時は目の部分を大きく、ツルを描くときはツルの部分を真ん中に、花が咲いた時は咲いた花をまずは一輪大きく、などといった具合に書いた方が、子供もどこを観察しているか認識しやすくなります。

朝顔の観察日記には何を描く?

絵と一緒で観察して変化があったことを基本描きます。

また、そこに感想を加えればそれだけで大丈夫です。小学校一年生ですので、難しい表現は必要なく、シンプルで大丈夫です。例えば、芽が出た場合には

「今日、水やりをしようとしたら、芽が出ていました。芽は丸い形をしています。芽が出てうれしかったです。元気に育つように頑張ります。」

と、このような感じで十分です。

また、観察日記のテンプレートを2種類ご紹介しておきますので、必要な方は参考にしてくださいね。プリントアウトして使えますよ!

枯れてしまった場合も書く?

枯れてしまった場合でも、そのまま観察日記に書きましょう。

観察日記の目的は、観察して日記を書くことが目的です。上手に育てるように工夫することも目的の1つではありますが、あくまで第1目的は「観察して日記を書く」です。

ですので、もし上手に育てられなくて枯れてしまった場合でも、そのことを観察して書くことの方が大事です。ただ、だからと言って枯らしてもいいわけではありませんので、枯れないように気を付けましょう。

朝顔の絵の上手な書き方は?

先ほども述べたように、基本的に変化をクローズアップして書きます。参考に朝顔の変化に伴う描き方を簡単に説明します。

つぼみの描き方

まず真ん中につぼみの部分から描きます。そこから下の方に茎を描いていきます。土や鉢などは、特に書く必要はありませんが、子供が描きたかったら書いても問題ないです。

ツルの描き方

まず、描くツルを決めます。描くツルが決まったら、支柱に巻き付いている部分を大きく描きます。その後にそのツルについている葉を描き、上下の部分を好きに付け足せばいいです。

満開の花の描き方

満開の時は、基本的に全部の花を描きたくなるものです。

子供が全部書きたいというときは、その通りでもいいですが、どう描くか迷っているときは、「どの花が一番きれいだと思う?」と促してあげて、「これがきれい!」と子供が選んだ花を真ん中に置き、メインに描かせてあげましょう。

漠然と観察するより、好きな花を観察する方が、観察に集中できます。その後に、周りを付け足すぐらいで、十分良い観察日記の絵に仕上がります。日記の部分で観察した部分や理由が書ければ、読み手の先生も分かりやすく、なおよくなります。

種の描き方

朝顔の種を収穫する時期は、花がしぼんだ時期ではなく実が薄茶色になり外皮が乾燥してきたときです。その薄茶色の実を真ん中に大きく描き、その後、種を取り出し次の日に白い画用紙などの上に種をおき、3粒~5粒程描きます。

枯れた時の描き方

枯れた時は、枯れた部分を真ん中に置き、描かせてあげて下さい。

そうすることで、「枯れるのはどの部分からなのか?」ということも子供は学べます。枯れても、観察は必要ですので、子供にちゃんと観察して描くように促してください。

入れ物の描き方

種の入れ物は茶封筒などでいいです。長方形の茶封筒などを描いて色を塗り、日記に「種をいれました。来年にまた植えようと思います。」などというようなことを書けばOKです。

朝顔の観察日記のまとめ方は?

表紙とまとめ方は?

学校側から指定がなければ、表紙はまず題名を「朝顔の観察日記」と真ん中に記載して、その下に「令和○年7月○日~8月○日」と観察した期間を書きます。右下の方に、学年、組、名前を書きます。

簡単なテンプレートをご紹介しますので、参考にしてください。プリントアウトしてご利用ください。

どのようにまとめる?

まとめ方に関しては、最後に感想を書くのですが、その前に「観察して分かったこと」を書きます。例を記載しますので参考にしてください。

朝顔の観察日記をしてみて分かったこと

  1. 朝顔は日光に当てすぎるといけない
  2. 水やりはお日様が昇る前か沈む後にしないといけない
  3. 種まきをしてから○日後に芽が出た(○日後に花が咲いたなど)
  4. 元気のないツルを切らないと、たくさん花が咲かない
  5. 種は乾燥させないと長く持たない

などと、大体5つくらいのことを記載して、その後に感想を子供の思った通りに書くようにします。

親のコメントは必要?

学校の指定がなくても、コメントは書いてあげた方がいいです。

観察日記をやり遂げることは子供にとっては大変な作業です。観察日記が終わった充実感に加えて、親から子供の頑張りに対して、ほめてあげるコメントを残しましょう。

そうすることで、より一層、子供は観察日記を終えた充実感がわきます。また、ふと何年か後にその観察日記を見返したときに、より思い出深いものになります。

枯れた後の種はどうする?

種はどうする?

朝顔の種は、ちゃんと乾燥させて保存させないとカビが生えてしまいます。

きちんと乾燥させてから封筒などに入れて冷蔵庫で保管すれば数年は持ちます。封筒に花の色を書いておけば、その種を誰かにあげるときなどに役に立ちます。

家にまく?学校にまく?

学校にまくと、「授業の一環」みたいな感覚になってしまい、朝顔を楽しむことが難しく、また子供だけで育てないといけないので、朝顔を育てるのが嫌になる傾向があります。

ですので、学校側に指定がなければ、家でまくことをおすすめします。1回目よりも2回目の方が勿論上手に育てることができます。要領が分かればそこまで育てるのも難しくないので、子供が小学生の内は、子供と一緒に育てて、毎年夏の想い出として朝顔を楽しむのもいいものです。

まとめ

  1. 朝顔の観察日記をすることで、工夫すること、忍耐力、責任感、感受性、表現力などが学べる。
  2. 朝顔を上手に育てるコツは、①水やりは日が昇っていないとき、②半日陰に置く、③肥料をあげる、④摘心する。
  3. 準備に必要なものは、種・鉢・支柱・肥料・ノート・色鉛筆やクレヨン。色塗りは色鉛筆がおすすめ!
  4. 観察日記は変化したことを書いていく。枯れた場合も観察して書く。
  5. 観察日記の絵は、変化したところを「クローズアップ」して描く。
  6. 観察日記のまとめ方は、観察して分かったことを書いて最後に感想を書く。
  7. 種はきちんと乾燥させて、封筒などに入れて保管。家でまいて子供との思い出をつくりましょう。

小学校1年生が朝顔の観察日記を書くコツやポイントなどをご紹介しました。

朝顔の観察日記は、子供だけでなく親も大変な課題でもあります。しかし、要領が分かればそこまで難しくないのも事実です。

子供の成長は早く、一緒に課題をする機会もすぐに終わってしまいます。ですので、是非、小学校1年生の子供と一緒に朝顔の観察日記をすることで、親子共々いい想い出をつくって下さい。

この記事が、小学校1年生の子供たちとお母さん方にとって、朝顔の観察日記をするときに、「親子のいい想い出づくり」の役に立つことができれば幸いです。

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